ショウコさんは俯いているが顔が蕩けそうになってきている。予想外に乗り気なのかもしれない。本当にどこまでも淫乱で貪欲な人だ。ただ、目的地に到着した。ひとまず、この話は置いておこう。車を駐車場にいれた。
「ショウコさん、着きましたよ。」
「あ、はい。」
顔を上げ周囲を確認すると困惑した表情を浮かべている。
「さ、行きましょう。」
「あ、、、あの、、、ここは、、、?」
「公園ですね。」
「え?あ、、、、
え、、、?ここで、、、なにを、、、、?」
「確認しようと思いまして。」
「え?あ、、、、え?、、、何をですか?」
かなり困惑している。おそらくホテルに行くのだろうと思っていたはずが、公園に連れて来られたのだから無理もない。
「ショウコさんのコートの中ですよ。せっかくの格好で来たのに外で確認しないと意味ないですからね。ショウコさん露出も好きですし。さ、行きましょう。」
カズマは先に車を降りる。駐車場は思ったより車が止まっている。大きな公園は、平日の昼前にもかかわらず子供を連れた母親が集まっているのか賑わっている。子供の遊んでいる声が響いてくる。ショウコさんはなかなか降りてこない。助手席側に回って立っていると意を決したのかようやくドアが開く。
「ちょっと寒いですけど、天気はいいし散歩にはもってこいですよ。行きましょうか。」
降りてドアを閉めると、手を繋ぎ歩き始めた。
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