「ショウコさん、雰囲気変わりましたね。」
運転しながら尋ねられる。
「え!?そうですか?
特に何もしてないですけど、、、、、」
なぜ、こんなことを言われたのか分からなかった。特に何も変わっていない。エステには確かに行けていないが、やはりそんなに変わるのだろうか。自分で出来る範囲で頑張っていたつもりなのだけれど。
「いや、前はなんていうんでしょう、他人を寄せ付けない感じ?言い方は良くないかもしれませんけど、ツンとして冷たい美人って感じだったんですよね。今日はもう別人ですよね。フェロモン出まくりで色っぽくて。冷たい感じなんて一切ないですもんね。前より見られてませんか?声かけられたりもするんじゃないですか?」
「、、、あ、、、、、」
まさかの答えに言葉が詰まる。見られていると感じていたのは気のせいではなかったのかもしれない。きっと、はしたないと思って感じている事が、表面に現れていたのだ。性的な快感を得て、気持ちいいと思っていることが隠しきれていない。恥ずかしさに体が紅潮していく。蕩けるような恍惚の表情を浮かべた顔が脳裏に浮かぶ。流石にあんな顔をしているわけではないと思うが、鼓動が早くなっていく。
「どうしたんですか?」
「あ、、、いえ、、、、」
何をどう答えていいかも分からない。
「なんか、心当たりありそうですね。
そういう風にしてるんですか?」
そんなことがあるはずがない。
「いえ、、、そんなことは、、、、」
「へえ、じゃあ、どうして?」
思っていることを話していく。
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