ずっとドキドキしている。
主人と子供を送り出し、早く出る為に必死にやることをこなしている間はまだ良かったが、化粧を始めた時には気が気でなかった。楽しみと不安が入り交じり胸の鼓動が早くなっていく。化粧も終わり頭の中で考えていた服装へと着替えていく。ブラジャーを外しタイトニットを着ると見事に乳首が浮き出る。そんなに勃っているわけではない。それでもこんなにくっきりと分かるものなのかと愕然とする。これでは胸が見えてるのと同じなのではないかと思える。こんな恥ずかしい状態で外を歩かないといけないなんて。もう少し厚めの服にする事も出来るが、カズマさんが望んでいることはきっとこれだと思う。失望させたくはない、この服で出掛けることに決める。そして昨日からずっと迷っている。パンツを穿いていくかノーパンでいくか。カズマさんの指示はブラジャーを付けてこない事のみ、穿いていっても何も問題はないし何も言わないと思う。でも、今日は何をする日なのか、何を楽しむ日なのかを考えると穿いていかない方に気持ちは傾いている。前回カズマさんに会った時以来、一度もノーパンでは出掛けていない。そんな事をする必要もないほど、はしたない体に成り果て、普通に出かけるだけでも感じてしまっていた。それなのに、ノーパンで、しかもノーブラで、気持ちが耐えられるのかが心配だった。ただ、それ以上にどんなドキドキが得られるのか興味があった。もう迷ってる時点で結論は決まっている。ノーパンで行くことに決めた。パンツを脱ぎ服を着て鏡の前に立つ。乳首が浮き出ていることを除けば格好良く決まっている。コートを羽織りしっかりと前を閉めた。少しスカートが短かったかコートに全て隠れた。今日は本当に気を付けなくてはならない。コートの中が見えるだけで、はしたない格好をしていることが明るみに出る。考えただけでドキドキする。荷物を整理し、トイレに行かずに家を出た。
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