返事はその日のうちにあった。「約束は守れてますか?」という1文だけだったが、安堵したと同時に、また会えることへの喜びが溢れてきた。すぐ返信をして、しばらくやり取りをする。お互いの予定がうまく合わず、その日はそれで終わった。特に何か聞かれることもなく事務的なやり取りのみだった。そういえば、いつもこういう感じだった。何か期待している自分がいるが肩透かしを食う。少し残念だが、いろいろ考えるとこの方がいいのだと思う。私のほうが気をつけないといけないのにすごい内容を送っているなと少し反省する。後日連絡があり予定が決まった。ただ、まだ先であり会える日が待ち遠しいと同時に体がどうなってしまうのか心配だった。この恥ずかしいみっともない体、日々の生活の刺激におかしくなりそうだった。それでも、その日を楽しみに耐えるしかなかった。そして、ようやく待ち望んだ日が明日、逸る気持ちにドキドキする一方で、この身体で会うことに抵抗があった。見られたくないと思いながらも、見られてどんな屈辱を受けるのか楽しみにしている。矛盾した気持ちが渦巻く。やることをすべて終え、気持ちは落ち着かないがゆっくりしているとカズマさんからメールが届いた。
「こんばんは。明日ですね。
来る時ブラジャーの着用を禁止します。
なお、上は一枚で、タイトな物を着てくるように。コート等、アウターの着用は許可します。
では、明日待ってます。」
あ、、、、
思いもしていなかった指示が書いてある。断る理由も無ければ拒否する選択肢もない。
「わかりました。」
とだけ、すぐに返信した。着ていく服を考え直さなければならない。カズマさんが何を求めているかは分かる。期待に添えるようにしないと、と思う。それはいいのだけれど、初めての行為に想像するだけでドキドキする。明日は一体どうなってしまうのか期待と不安が錯綜する。
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