随分寒くなった。前回、カズマさんと会ったのはもう2ヶ月近く前になる。なかなかメールが返ってこず本当に嫌われてしまったかと思った。このまま連絡が来なかったらどうしようかと思ったほどだ。それでも約束を守り日々過ごしていた。当初、特に問題ないと思っていたのだが、よくよく考えると大変困ることに気づく。簡単に考えていたがかなり問題であり、どうしようと悩むことになった。最初はまだ良かったが、日々放置するにつれ日常生活に影響が及び始める。いつも内側も外側も自分の中で完璧に身だしなみを整えていた。綺麗にきちんとしていることが誇りでありアイデンティティでもあった。それが崩れていく。エステにも行けなくなってしまった。家でも細心の注意を払った。主人や子供の前で肌の露出をするようなことは今までもなかったが、万が一とか偶然という事も起こしてはならないだけに気が抜けなかった。外側はきちんとしていても内側はそうではない。恥ずかしさが日々増していく。見える部分は何ら変わりはない、これは、いやらしい下着を着ていようと、ノーパンであろうと分からないのと同じだ。薄着をするような季節でもなく他人が気付くことは絶対にない。自分が恥ずかしく思わなければ何ともないのだろう、が、私は違う。そのことに恥ずかしさを感じ興奮してきた。はしたない格好で出歩いている事に羞恥心が刺激され興奮してしまう。意図せずして、はしたないみっともない姿で出歩かなくてはならなくなってしまった。しかも日を追うごとにどんどん恥ずかしい体へと変わっていく。3週間も経った頃には常に人の視線が気になり、普通に出かけるだけで下着を濡らして帰って来た。必然的にオナニーの回数が増えた。少しでも暇があればしたいと思ってしまう。淫乱すぎて、変態すぎてカズマさんに嫌われたかもしれないと思っていたというのに、やめられない。自分の恥ずかしい体を鏡に映してするオナニーに興奮した。どうしようもなく淫乱で変態なのだ。そんな中、迷ったあげくカズマさんにメールをした。ただ一言、「次、いつ会えますか?」とだけ送った。自分からしていいものか、この状態で会うのか、いや、会うことを自分から催促することに気が引けた。それでも、ずっとこのままというわけにはいかないし、結局のところ見てもらいたいのだ。この恥ずかしい姿を見てめちゃくちゃにして欲しい、そう思っていた。もうオナニーだけでは満たされなくなっている。
※元投稿はこちら >>