「では、気をつけて。また!」
「はい、ありがとうございました。」
ショウコさんはドアを開け車から降りる。こちらを見てドアを閉めようとしている。散々弄ってきたが表情はいつも通りという感じだろうか。想定していたほど効果があったかどうかは分からない。それでも、心の中で戦っているはずだ。これだけ煽ってきて平常心でいられるはずがない。
「あ、駅のトイレでオナニーしちゃ駄目ですよ。イキたくてしょうがないでしょ?人少ないでしょうけどね。」
「そ、、、そんなことしません!」
顔を赤らめて強めの口調で否定している。
「そうですか~?まあ、連絡待ってますね。」
バンッ
ドアが閉められこちらを見ることなく駅に向かって歩いていく。その様子をじっと見つめる。駅から少し離れているので車通りは多少あるが歩いている人はほとんどいない。相変わらず颯爽と歩く姿は格好良いが、頭の中で何を考えているだろう。最後、中途半端に放置し、ことあるごとに刺激するように言葉を放った。ショウコさんが我慢できるはずがない。必死に表に出ないようにしているが、ずっと愛液を溢れさせていたはずだ。何くわぬ顔でコツコツとヒールの音を立て淑女然として歩いているのだろうが、スカートの中のパンツはいやらしい汁でビチャビチャに濡らし、頭の中はいやらしい事を考えているか、必死に考えないようにしているかだろう。
さて、帰りますか、、、
どんな連絡が来るかな、、、
車を発進させる。ショウコさんの横を通過する時チラッと見る。こっちに気付いているかは分からない。普通に歩いていることだけは分かる。
※元投稿はこちら >>