「そんなことありません。」
短くきっぱりと否定するが気が気でない。自分がしていた事を聞かされるのは、自分が思ってた以上に凄い事をしていたんだと感じさせる。こんなにもはしたない事を口にし興奮していた事実に、羞恥で体が悶えてくる。
ああ、、、
本当に、、、そんな事を、、、、
なんてはしたない、、、
みっともない、、、、
いつまでも続く高揚感。体はさらなる快感を欲している。どうしても視線が股間へと向かう。カズマさんが意地悪をしてわざとこうしているのも分かっている。
ぁぁん、、、
ダメ、、、ダメ、、、、
「そうなの?ほら、チンポ見てるじゃん。
チンポ欲しいんでしょ?」
「大丈夫です。」
気を紛らわすように必死にドライヤーを動かす。
「そう?ならいいけど。
じゃあ、部屋で待ってるから。」
そう言うとカズマさんは下着を履き服を持って出ていった。
「、、、ふぅ、、、、、」
体の力を抜き、一息ついた。
何故か少し吹っ切れたような気がする。淫らな欲求は増幅させられ、体はより疼いている。行き場のない思いが渦巻いているが、帰るんだという現実を近くに感じ、しっかりしなければという気持ちが膨らんでくる。
ちゃんとしないと、、、、
待ってるから、、、、
そう、家には主人と息子が、大事な家族が待っている。こんな不貞が露見したら目も当てられない。恋愛感情がない事に正当性を求めているがいいはずがない。自分の淫らな性的欲求を満たす為の誰にも知られてはいけない変態で淫乱な行為。よく考えると恋愛感情があるよりもたちが悪い気がする。自分ですら驚くほどの、恥ずかしくはしたない淫乱っぷり。こんな事知られたら、生きていけない。疼く体を抑え込み帰り支度を進めていく。
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