「どうしました?何かないですか?」
「、、、あ、、いえ、、、、」
思いつくわけもなく返答に困る。それよりも温泉の中で体を預け耳元で囁かれることにドキドキしてくる。主人とお風呂に入ったことなどそういえば無かった。こんなにも心地よい事だったんだな、とか考えてしまっている。
「うーん、、、嫌い、、、とかどうですか?
嫌なこと分かりますし、使ってないですよね?」
全く違うことを考えていた。気を取り直す。
「はい。分かりました。」
とっさに出てきそうな言葉ではない上に、嫌なことは伝わるし、それでいいと思った。本当に嫌なことがあったとして言えるか、という問題はあるが、正直どうでもよかったし、そんなことはないと思っていたから。
「じゃあ、ちゃんと言ってくださいよ。本当に嫌なこと、出来ないことの時は。」
後ろから覗き込むように言われ、顔を上げカズマさんを見た。あまりに顔が近くドキッとする。そのまま無意識に自らカズマさんの唇に吸い付いた。
チュッ、、、チュパッ、、、、
あぁぁ、、、、
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