ドキッとしたが、包み込まれるような感覚が心地よく、カズマさんに体を預けた。
何を聞かれているのか、本当に分からなかった。疲れてない?とかそんな感じの事かなとは思ったけれど、全然違った。言われてみると、とんでもないことをしていたのだ。嫌なこと出来ないことという以前に、ありえないと思う事をした。女としてだけでなく人として。それでも、その全てがえもいわれぬ快感をもたらした。どんな恥辱にも屈辱にも興奮してしまう厭らしい自分。こんな自分が、自分の中に存在していたことに驚くと共に、躊躇なく晒け出させられる事に、晒け出す事が出来る事に充実感しかない。そして、自分の気持ちを見透かされている。イヤと言いながらされることに、することに、ミナイデと言いながら見られることに、ヤメテと言いながらされることに、より興奮してしまうことを。
「どうしようか?」
優しく話しかけられる。確かに嫌なことや出来ないことはあるだろう。だけど、すべてを受け入れしまいそうなのと、どんなことでも興奮の要素の一つとなってしまうのではないかと思う。自分の想像もしないような事があるかもしれない。その可能性を狭めたくはないし、カズマさんが滅茶苦茶な事をするとも思えない。
「、、、、、、、、」
そんな風に思案して無言でいた。
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