最早、考えることもなく目の前に差し出された足を舐めていく。顔を上げカズマさんの蔑む視線を確認し、引き込まれていく。鏡を見れば、小便の浸いた床に這いつくばり蕩けた顔で美味しそうに足を舐める信じられないような自身の姿が写りこむ。無様で蔑まれて当然の恥ずべき姿、なのに心地よさを感じてしまう。底辺の女と罵られるほど堕ちてまで感じてしまうほどの被虐心。女としてこうありたい、こうでないといけないと、お淑やかに美しく誇りを持って生きてきた裏側でこんな欲求を持っていたことを知る。
ペチャ、、ペチャ、、、
丁寧に味わうように綺麗に舐めていく。味を聞かれて美味しいと答えたが、美味しいわけではなかった。味とかわからないというかどうでもよかった。むしろ、美味しいわけはないし苦味を感じている。その苦味は、味としての苦味なのか、汚い足を這いつくばって舐めている惨めな自分の精神的な苦味なのかわからない。それすらも心地よかった。
、、、ぁぁ、、、
なんて、ひどい姿、、、
それなのに、、、
なんて表情、、、、
自身の姿を確認しながら、足を舐め続け、最後に足の裏をベロンベロンと三回踵から足先へ舐めて、カズマさんを見上げた。
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