部長は以前俺と妻が街を歩いているのを見たらしい。その時気が付いたと言うのだが本当だろうか。山崎が誰かに喋ったことが部長に伝わった可能性
もあった。ここは低姿勢で頼んでおくことにした。
「妻には俺が知らないことになっています。どうか皆にも隠密にお願いします。」
「もちろん他の人に喋ったりしない。ああ、そう、君もAVのこと知らないことになってるの。いいよ、わかった。温泉楽しみにしてるから。」
結局、2週後の連休に部長の車で〇沢の温泉旅館に4人は出かけた。部長の奥さんは40過ぎの人だが、ばっちりメークも決めて玄人感を滲ませていた。
妻と私は、ズボンにTシャツのいたって普通の格好だった。部長はポロシャツの前から濃い胸毛が見えていた。温泉に着くと4人は12畳ほどの
一部屋に案内された。どうやらこの部屋で4人が寝るらしい。俺がえっ、という顔をして妻の顔を見ると、意外に平気な顔をしていた。部長は
「せっかく4人で来たんだ。別々の部屋じゃ面白くない。いいだろう。ほら、浴衣に着替えましょう。男性が先に着替えて温泉に入ってるから、
奥方は後から来てください。」
俺は仕方なく妻と部長の奥さんの前で浴衣に着替え、部長と露天風呂へ向かった。
露天風呂の入り口には鍵があり、フロントでもらった鍵で開けるのだが、俺たちだけのプラーベートな露天風呂なのだった。他の露天風呂は
石垣で見えない。風呂からは美しい清流の渓谷が見下ろせた。部長持ちだが料金は高そうだ。湯は透明だった。俺と部長は風呂に浸かって
景色を眺めていると、タオルを巻いた妻と部長の奥さんが入ってきた。混浴ということだった。部長の妻を見る視線が気になったが、
湯に入る瞬間は目を反らせてくれていた。岩風呂の中で2メートルほど離れて4人が向かい合っていた。
「どうです、奥さん。絶景でしょう。」
「ほんとう、きれいな景色ですワ。」
妻は胸にタオルをあてているが、湯が透明なので陰毛が湯の中に見えていた。俺はタオルを股間に巻いて風呂に入っていた。部長も最初は
タオルを前にあてていたのだが、取り出して絞った後、頭の上に乗せた。立派なイチモツだと湯の中でも分る。
「部長さんはよくここに来られますの?」と妻。
「いや、3度目かな。なあ。」と奥方に振る部長。
「いいえ、2度目ですわよ、私とは。だれか他の方と来ましたの?」奥方の鋭い一撃。
「まさか、アハハハハ、勘違いですよ。恐いなあ。」
奥方が湯の中を俺の方に近づいてきた。
「〇〇さん(俺)私で良かったらお背中流して差し上げましょうか。」
俺がびっくりした表情でいると部長が
「おお、それがいい。それじゃ、私は・・・・」
妻の顔を見ると
「ええ、私が部長さんの、ですね。ハイ。」
妻があっさり承諾した。俺たち夫婦は怪しい流れにどんどん流されていた。
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