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動画は続いた。美〇子をとんでもないカミングアウトをしながら、彼のサポーターをゆっくりと脱がした。目の表情は確認できないが、口元はうっすらと微笑んでいるようだ。黒光りする太く、長いものが露わになると美〇子は少女のようにはしゃいだ声をあげた。
「うわぁー、すっごい。」彼女は目を細めながらそれをしごき始めた。固さが増すことで、黒いそれは生き物の様に屹立した。美〇子は顎がはずれないか心配になるほど口を大きく開いて、その黒い巨大な動物の頭を飲み込んだ。丁寧で繊細な舌使いの口淫に彼もその変化に富んだ表情や言葉で感動を表現していた。また、「こんなフェラチオは初めてだ。」といった内容のことばを口走っていた。私もアメリカ留学中に白人コールガールのフェラチオを経験したが、日本人女性のそれにくらべると快感度がかなり劣ったと感じた記憶がある。機が熟したとみるや、美〇子はおもむろに彼に跨ると、ビキニショーツのクロッチ部を横にずらして、巨大な亀頭を彼女の膣口にあてがった。大きさから考えて、そう簡単に挿入できるようには思えなかったが、亀頭を膣口に押しつけて腰を沈めると、大きく張り出した亀頭はなんの抵抗もなく、いとも簡単に彼女の体内に飲み込まれた。さすがは経産婦だ。新生児の頭部に比べればいくら太い黒人のペニスとはいえ、抱擁してしまうのだろう。しかし、その馬のペニスの様な長さだけは如何ともし難いようで、3分の2程を飲み込んだところで美〇子は「あぁふぅん。」と声を上げて、動きを止めた。怪物の頭が彼女の膣の最奥部に達し、その巨大なエラで外子宮口を圧迫しているのだろう。上下運動を始めたが、ものの数秒で彼は達した。美〇子が腰を上げると、彼女の体内に飲み込まれていた巨大なペニスが姿を現し、今の今までそれが刺さっていた場所にはぽっかりと空洞ができていた。そこからはとめどなく粘調度の高い、やや黄色味を帯びた黒人講師の体液がしたたり落ちた。その様子をアップで捉えたところで動画は終わった。彼にとって日本人女性のそれは締め付けが強く、刺激が強過ぎたようだ。
「現実なんてこんなもんか。」私は苦笑いをしながら、R田にスマートフォンとイヤホンを返した。
「彼女もあとでこっそりあんまり気持ちよくなかったって言ってました。でも独身時代のフランス人の話はびっくりしたでしょ。俺もマジで驚きました。」
「女性はこわいよ、みんないろいろ秘密を抱えているんだろうな、旦那もしらないような。ところでお前が亜紀を寝取らせようと考えているのはあの英会話講師か?」
「いいえ。違います。誰だと思います?」
「全く見当がつかないよ。」
「当然ですが、亜紀さんを以前から狙っていたのは俺だけじゃないんですよ。全然わからないんですか?やっぱりは知らぬは亭主だけか。」R田はニヤニヤしながら、たこわさの小鉢をかき回している。
「もったいぶらないでくれよ。」
「はは、すいません。亜紀さん、ときどきスイミングクラブに泳ぎに行くのはご存じですか?」
「ああ。あいつ、大学時代に水泳部だったみたいだしな。」
「そこのスイミングクラブのコーチに何度も言い寄られるみたいっすよ。聞いてないんですか。」
「初耳だ。」私はR田のタバコの箱から2本目を断りもなく引き抜くと、火をつけた。R田もそれに続いた。彼は大きく吸い込んだ煙を吐き出してから続けた。
「そのコーチに何度も連絡先を聴かれたりしているみたいで。その彼に抱かせてみたいと思ったんです。まだ具体的な計画があるわけではないんですが。公認でなんてのはつまらないですし、そもそも亜紀さんはそれを是とするようなタイプの女性ではないですしね。」
私も同感だった。今、R田に夢中なのであればR田が認めたからといって、R田が知るところで他の男に抱かれたりはしないだろう。ふたりで何か妙案があるか考えたが、結局その晩は良い案はでなかった。
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