早苗は博への罪悪感は失せていたが、雅紀の妻への罪悪感は時折感じていた。
休日にスーパーとかでばったり会ってしまったりすると気まずさを隠しきれなかった。
それなのに、その妻の隣にいる雅紀は普通に対応している、まるで早苗の反応を楽しんでいるのかもしれないと、早苗は思うこともあった。
ただもう早苗の頭から雅紀の存在が離れた事がなかった。
ある朝の事だった。
いつものように同じ電車で揺られていたら、雅紀が早苗の耳元で「今日、会社休める?」と聞いてきた。
「我慢出来なくなってさ…」と雅紀からきちんとストレートに誘われてしまうと、断れなかった。
いつもの駅で降りたものの、会社に連絡を入れて休んでしまった。
そして、雅紀に付いてホテルに入った。
我慢が出来ないと言った雅紀はシャワーを浴びないまま、ズボンとパンツを脱ぐと、早苗に軽くキスをしながら、早苗の体を弄りつつ、あっという間に下着姿になった早苗をそのまま膝を付かせて、咥えさせた。
博が同じことをしたら、嫌悪感ですぐに嫌になっていただろうが、雅紀なら許せた。
雅紀の言葉通り、雅紀の準備が整うのは早かった。
早苗はベッドに押し倒され、下着を脱がされると、いつもの長時間の愛撫はほとんどなく、それでも十分に雅紀を受け入れる準備が整うと、雅紀がすぐに入ってきた。
雅紀の腰の動きは、早苗の気持ちいい所を刺激し、早苗はメスの声を我慢できなくなっていた。
「早苗も我慢できなかったんだね。ここがヒクヒクしてるよ。」
そう言うと、子宮に雅紀のが擦り付けられ、早苗の頭は真っ白になった。
ルームサービスで昼食をとった以外は肌を重ねて、合計4回もしてしまった。
さすがに雅紀も腰が少し軽い感じになっていた。
「帰るまで俺との余韻を楽しんで欲しい。」
雅紀はそう言うと、早苗の上下の下着を自分のバッグに入れてしまった。
早苗は贖えなかった。
電車の中で早苗の恥じらいもあってか、空いていたのに密着まではいかないが、距離が近かった。
雅紀が早苗のスカートのチャックが後ろにあったのに、それを前にずらしてしまい、チャックを開けられると、そこから手を入れてきた。
下着は履いていない早苗は雅紀に抱きつくようにして耐えた。
恥ずかしいはずなのに、早苗の足は少し開いていた。
そして、スカートの中から時折イヤらしい音も聞こえてきて、早苗の顔は赤くなっていた。
電車の床に早苗から垂れたものもあった。
最寄り駅まで触られ続け、早苗の思考回路は停止してしまったようだった。
さっきまであれほど抱かれたのに、博のいない自宅マンションに雅紀に促され、招いていた。
敏感になっていた早苗の体はまた雅紀を求めてしまっていた。
玄関からすぐに寝室に入り、乱雑に服を脱ぐと、雅紀の服も脱がしていた。
雅紀の長い時間を掛けての愛撫をまた堪能しているうちに、何度もいかされてしまい、腰の感覚がなくなるくらいの所に、ようやく準備が出来た雅紀が入ってきた。
それだけで、大きく体が仰け反った早苗は、もう5回目だし…と初めて雅紀から放出されたものを体内で受け止めた。
離れたくない気持ちが強くなっていた。
周囲から暴走と言われようが、どうしようもなかった。
下半身が痙攣していても、雅紀に抱きついていた。
いつしか眠ってしまい、起きると雅紀の姿がなかった。
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