俺はレジを打ちながら、真鍋さんの言った言葉を思い出して考えていた。
俺は「じゃあ最初から、小馬鹿にされてる。なんて思わずに、俺から篠崎さんに話しかけたりすれば良かったのかな?」とか「石川サンは篠崎さんより年上だけど、綺麗だし話しやすいし、男ならみんな石川サン好きだろ~」とか考えていた。
お客がはけたところで、石川サンの隣へ行った。
隣に立ち、石川サンのお尻をジーパンの上からムギュッと揉んだ。
さすがの石川サンもお尻の張りの無さは、ジーパンの上からでもよく分かった。
石川サンはお尻を揉む俺の手を、パシッて軽く払ってきた。
でもめげずに2回3回とお尻を揉む。
3回目にお尻を揉むと、石川サンは根負けしたように手を払うのを辞めた。
俺は「オーナーから聞いたんですけど、辞めちゃうんですか?」と石川サンのお尻をムギュ…モミモミと触りながら聞いた。
石川サンは「うん。そうなんだよね。次に良いバイト先が見つかって。そっちの方が時給がいいんだよね。」と答えた。
俺は「そうなんですか。いっぱい構ってくれてありがとうございます。」と言った。
石川サンは「まぁ、辞めるまであと少しだけど、よろしくね。」と言っていた。
俺は、もちろん!と思った。
俺の「もちろん」は、「もちろん、石川サンとヤるまで逃がしませんからね。」の「もちろん」だった。
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