ところが、それから2、3日してまたプールへ行く事になった。
また俺はチャリで1人、田村とあっちゃんは2人乗りで市民プールへ向かった。
その日はちょっと複雑な気分だった。
俺は「誘ってくれるのは嬉しいけど、俺は1人で浮輪に乗ってるだけだし、田村達はじゃれあってるし…別に2人でプール行けば良いんじゃねぇの?」って思っていた。
それでもプールを楽しんで帰り支度が終わった時に、田村へ部活の先輩だか誰かから電話が来た。
田村は「ごめん。先輩に呼ばれちゃってさぁ…悪いんだけど、あゆみの事を送ってあげてくれない?」と言ってきた。
俺は友達の頼みだし快諾した。
正直言って下心も存分にあった。
田村は「それじゃ、よろしく!」って感じで行ってしまった。
あっちゃんは「ごめんね、K君!適当な所まででいいから!」と申し訳なさそうに言ってきた。
俺は「いや、いいんだよw ちゃんと送って行くってw」と言い、あっちゃんを後ろへ乗せてチャリをこいだ。
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