俺はキスの後、パジャマ姿の藤井サンを見て「まだ起きたばかり?」と聞いた。
藤井サンは「朝ごはん…食べてた。」と俯いて言った。
俺は「あぁ…ごめん。食べてる途中だった?いいよ。ご飯食べてて。」と言ってリビングの方へ行こうとした。
藤井サンは「えっ?」と言った。
俺は「いいよ。待ってるから」と言ってリビングへ行った。
藤井サンはキッチンのテーブルに座り食事をしていた。
藤井サンの家はキッチンとリビングが繋がっていた。
俺はリビングでソファに座りタバコを吸った。
藤井サンの父親も喫煙者らしく灰皿が置いてあった。
藤井サンはタバコを吸う俺を黙って見ていた。
俺は「違う銘柄の吸殻があったら、お父さんに怪しまれるから、後で捨てといてね。」と言った。
藤井サンは「怪しまれる?私がタバコ吸ったって?」と言った。
俺は「いや、違うよ。藤井サンのお母さんが不倫相手を家に連れ込んだって思われたら嫌でしょ?」と言った。
藤井サンは立ち上がり、ソファに座る俺の方へ来た。
藤井サンは「とてもご飯食べる気になれない。」と俺を見下ろしながら言った。
藤井サンは怒ったような表情だった。
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