その日、俺は早起きをして電車に乗り、ある駅で降りた。
真美先輩の地元で、藤井サンの地元の駅だった。
この日は平日で、駅は通勤通学の人が行き来していた。
俺は藤井サンに電話をした。
何コールかして藤井サンは電話に出た。
藤井サンは「もしもし…」と寝起きのようだった。
俺は駅に居る事を告げた。
藤井サンは「えっ…まだ…親が…」と言っていた。
父親はもう仕事へ行ったが、母親がまだ居ると言っていた。
俺は母親が出勤する時間を聞いて、どっかで時間を潰してから向かう事にした。
ちなみに藤井サンには、着替えずにパジャマのままでいるように伝えた。
駅前でハンバーガーを食べて時間を潰した。
俺は藤井サンに電話をした。
藤井サンの道案内で家に向かった。
電話口で藤井サンから何回も「本当に来るの?」と聞かれた。
俺は、表札に「藤井」と書かれたオシャレな洋風の一戸建てに辿り着いた。
藤井サンは「そのまま入っていいから…」と言って電話を切った。
俺は玄関を開けて中に入った。
二階からパジャマ姿の藤井サンが降りてきた。
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