俺は話を聞いて行くうちに、だんだんと呆れてしまった。
なんとなく、男女関係の縺れのレズ版を聞いているような気がしてしまった。
つまり最終的な話、相手と関係が長くなってマンネリ化して来た。そこへ別な人が現れて、藤井サンは2人の間で揺れ動いてる。って話だった。
なんかレズも、普通の男女の恋愛とあまり変わらないなって思った。
それどころか、藤井サンへの恋心はほとんど消えてしまった。
藤井サンの話も、途中から恋愛相談みたいになってしまったし、たぶん男には興味無いだろうし…って思った。
俺は藤井サン位の可愛さなら男も女も寄ってくるでしょ。って思っていた。
後は、どうにかして藤井サンとヤレないかな?って考えていた。
俺は「その気になる人は、どこで知り合ったんですか?」と聞いた。
藤井サンは「うん…同じ学校…」と言った。
俺は「えっ?そうなんですか?あの…藤井サンと花園サンの関係はオープンにしてるんですか?」と聞いた。
藤井サンは「うぅん。内緒にしてたんだけど…やっぱりそっち系の人には分かるらしくて…」と答えた。
俺は「そうなんですか。」と答えた。
ふ~ん。って感じだった。
でも次の瞬間、俺は「えっ?」ってなった。
俺は「もしかして藤井サンに言い寄ってる女子ってマサトの彼女の奈緒子ちゃんじゃないか!?」って思った。
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