俺は藤井サンと、とりあえず歩いた。
駅前にいて、真美先輩と遭遇するとめんどくさいから、早く駅前から離れたかった。
藤井サンは「どうしよっか。ちょっと行ったところにファミレスがあるけど、そこに行く?」と聞いてきた。
ファミレスに行っても良かったが、俺はなるべく人が居ないところが良かった。
なぜなら、花園サンの事で相談って感じで呼び出したが、実際は花園サンの事なんてどうでも良かった。
俺の興味はレズなのかって事だった。
最初は藤井サンに恋心を抱いていたが、先ほどの美術室での花園サンとのシーンを見てから、恋心など何処かへ行ってしまった。
そして、俺も藤井サンとヤリたい。
それだけだった。
だから、人気の無い所へ向かった。
俺は歩きながら「いや、どっかその辺でいいですよ。俺の相談なんてw」と言った。
向かった先は、真美先輩の母校の小学校だった。
藤井サンは、真美先輩とは違う小学校って言っていた。
小学校の裏門から入って行った。
もう日が暮れていたから、校庭には誰も居なかった。
ただ、校舎の職員室には明かりがついていたのが気になっていた。
藤井サンは「まだ先生達が居そうだけど、大丈夫かな?」と気にしながら付いてきた。
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