そして帰り間際に部員達が、お金を花園サンに渡していた。
どうやら、この日のジュース代とお菓子代だった。花園サンが買い出しに行ったらしい。
俺は「じゃあ教室のロッカーまでお金取ってきます。」と言って先に美術室から出て、自分の教室に行った。
教室には、まだ何名かのクラスメイトが居た。
俺のクラスも文化祭の事で盛り上がっていた。
俺は、花園サンに渡すお金を取りに来たのも忘れて、クラスメイトと話し込んでしまった。
1時間近く時間が経ってから、俺はお金の事を思い出して、美術室に向かった。
俺は「もう帰っちゃったかな…」と思った。
美術室はまだ灯りが付いていた。
美術室のドアを開けた。
ドアを開けた瞬間、俺は「えっ?」と一瞬思ってしまった。
室内には花園サンと藤井サンがいた。
居たと言うより、イスに並んで座っていた。
美術室の机は6人掛けの大きな机だった。
その机の上に美術の資料が開かれており、花園サンと藤井サンは並んで座っていた。
なんて事ない風景だが、その時はちょっと違っていた。
花園サンは目を閉じて眉間にシワを寄せ、顔を上げていた。
藤井サンは、身体を花園サンに向けて座っていた。
そして藤井サンの片手は花園サンの下腹部に伸びていた。
机が邪魔して見えなかったが、明らかに藤井サンの手は花園サンの股間を触っていた。
ドアを開けた俺に、慌てて花園サンは立ち上がった。
そして近づいてきて「遅いのよ!」と言ってお金を受け取った。
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