なんと答えていいか分からずにいると、
花園サンが「なに黙ってるの?入部の理由があるでしょ?遊びで入って来たわけ?」と語尾を強めて言った。
花園サンは、イライラすると自分をコントロール出来ない性格らしい。
なんか場の空気が悪くなってしまった。
すると藤井サンが「K君って絵が上手なんだよw だからちょっと美術部に興味があったんだよねw」とフォローしてくれた。
そうしたら花園サンが「百合さぁ、アンタも何なのよ。ずっとベッタリで!」と矛先が藤井サンに向かってしまった。
俺は、その時の花園サンの言い方を見て「やっぱり嫉妬?俺と藤井サンが仲良くしている事にやっぱり嫉妬してる?」と思った。
藤井サンは、きっと花園サンのこの性格に慣れているらしかった。
藤井サンは「あはは。男の子1人だから話す人が居ないと可哀想って思ってw」と言ってくれた。
そして藤井サンは「それに男の子が珍しく美術部に来てくれたから、なんか可愛くってw」と言ってくれた。
ちょっとだけ場が和んだ。
その後は、文化祭の話になった。
美術部各個人の作品も美術室に飾った。
美術室の受付当番の時間割や、連絡票も渡された。
そして、文化祭の後の打ち上げの話にもなった。打ち上げの参加は自由だった。
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