次の日の放課後、美術部の顧問に仮入部の話をした。
顧問は女性の先生で、校内ではいつもジャージ姿だった。
俺は美術部に行くようになってからは、何度もこの顧問の先生もオナニーのネタにした。
美術室に行くと、美術部員達が文化祭の催物を制作していた。
俺が立っていると、また藤井サンが近づいてきた。
藤井サンは「仮入部したんだ♪ じゃあ…今日は実際にちょっと描き始めてみる?」とか言われた。
基本、藤井サンは俺に付いて色々教えてくれた。
俺は藤井サンに「文化祭の出物の制作は大丈夫なんですか?」と聞いた。
藤井サンは「大丈夫だよ。私の分は終わってるから。」と言っていた。
美術部の部員達の中には、同じクラスの女子もいた。
その女子に「へぇー、K君って美術部に興味があったなんて意外。」と訝しがられた。
それともう一人、俺を訝しんでる部員がいた。
藤井サンと同じ学年で、花園サンといった。
花園サンは、ちょっと大柄な体型で、文化系である美術部には似つかわしくなかった。
運動系の部活、しかも格闘系の方が合っていると思った。
俺に対してちょっと高圧的な態度だった。
俺はちょっとこの花園サンが苦手だった。
何日か経っても、花園サンは俺に対する態度が変わらなかった。
それどころか、益々キツくなっていった。
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