俺の学校は色んなヤツがいた。
それは女子も同じで、普通の子もいれば、ヤンキー女、ギャル、オタク、いじめられっ子、売りをしてる女子もいた。
だから俺は、奈緒子ちゃんが尻が軽いって知っても、何とも思わなかった。
ある日、校内で奈緒子ちゃんとすれ違った。
奈緒子ちゃんは「あっ!K君!ヤッホー!」とか言って手を振ってくれた。
俺も「よっ!」って感じで手を振り返した。
でも、俺は奈緒子ちゃんより、その時に奈緒子ちゃんと一緒にいた女子が気になった。
髪はほんのり茶色で1本に縛っていた。
染めたりしたんじゃ無く、地毛の色だって分かった。
鼻筋が通っていて、目もパッチリしていた。
色が白くって細身で、バッチリ俺の好みだった。
同学年の子では無かったし、雰囲気から言って1年生でも無かった。
3年の先輩だって事は、すれ違った時に分かった。
でも俺は、今まで見た事無かったし、転校生なのかとも思った。
俺は、その女子に一目惚れしていた。
その女子が誰だか知りたかった。
別の日に、俺は奈緒子ちゃんが1人でいる時に、その女子の事を聞いてみた。
奈緒子ちゃんは「えぇ?ちょっと分からないなぁ。たまたま、私の後ろに居たんじゃない?」と言っていた。
なんとなく俺は「嘘だな」って思った。
俺は別な人に聞く事にした。
俺には1人心強い先輩がいた。
放課後、俺は久しぶりに真美先輩に電話をした。
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