店内に入り、料理を注文した。
俺は席の対面に座る石川サンの顔を見ていた。
これは年増好きにしか分からないと思うが、笑った時に出来る目尻の小じわとかがグッと来た。
石川サンが「なんか自分の子供とご飯来てるみたいw」って笑った。
確かに石川サンは、俺と同い年くらいの子供がいた。
俺は心の中で「自分の子供とメシ行くのに、そこまで気合い入れないだろ?」って思った。
そこからはバイトの話なんかをしながらご飯を食べた。
ご飯も食べ終わった。
意外にも石川サンは「じゃあ、行こうか」と言った。
俺は、まだ食べ終わったばかりで早いだろう…と思ったが仕方無しに、お会計をした。
石川サンは「本当に大丈夫なのw」と心配してくれた。
俺が「大丈夫w」と言ってお会計をすると
石川サンが「ご馳走様でしたw 子供にもご馳走された事無いのにw」って笑っていた。
店を出て、石川サンの車に向かっている時
俺は、なんか早く帰ろうとしてるな…なんでだろ…って考えていた。
店を出てから石川サンはそそくさと俺の前を歩いて行ってしまっていた。
俺は「もしかしたら知り合いでも居たのかな?」とかいろいろ考えていた。
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