双頭な人たち 6
「‥‥にしても博子ったら!、あんなに役者だったなんて知らなかったわぁ!」
図書館を出るとすぐに オバサンが そぅ口元を押さえてケタケタと笑っている。
俺
「だよねぇ?」
「足立くんだの川崎さんだの 良く出てきたね?、大田だの板橋だの‥‥、どっかで聞いた地名ばっか‥‥」
君子
「ホント、良く出てきたわね」
博子
「だってぇぇ、本名言うわけにもいかないでしょ?」
「それに ほらッ、宛名貼り たまにするから。新規のお客様とかは入力からだからさ」
君子
「‥‥に してもさ、ねぇ健ちゃん?」
俺
「教頭先生は何かと雑務も多いんだよね?」
「で?、教頭先生?」車に乗りこんでからもオバサンがつづけた。
「で?、どぅたの?教頭先生、あのご老人の反応は、ねぇどぅたの?」
博子
「それがさぁ、あんた達が見えなくなるとすぐに『やっぱり教頭先生ですよね?、何処かでお見かけしたとは思ってたんですけど』なんて言いだしちゃってさ」
君子
「何それぇ!、ナンパされたの?博子?」
博子
「ナンパって そんな」
君子
「だって そぅでしょ?」
「さも会った事が有るふりして 声かけてきたんでしょ?、でしょ?教頭先生?」
博子
「まぁね。でね『孫がお世話になりまして』なんて言うから『何年生ですか?』って聞いたら『昨年卒業しました』だって」
君子
「で?」
博子
「そぅですか?、生徒の覚えは良い方なんですよこれでも って言ったら、『あまり目立たない方なんで』だって、思わず吹き出しそぅになっちゃって‥‥」
君子
「で?、誘われた?、お茶とか」
博子
「教えなぁい」
君子
「そんな格好して パンツ チラチラ見せてる教頭なんて居るはずないのにね、で?、おチンチンさすってあげるぐらいの事は してあげたんでしょ?」
博子
「それ、何か可愛いくなっちゃって そしたら いいとこで あんた達が戻ってきたの!」
君子
「あらっ、それは失礼ッ!」
『プッ』、2人は一緒に吹き出していた。
君子
「そぅだ健ちゃん?、お昼は?、コンビニで良い?。向こうでチンして。博子もそれで良いでしょう?」
俺も博子さんも異存は無かった。
コンビニで食料を仕入れ、車はいつもの川沿いのホテルに入った。
オバサンと博子さんは それぞれのバッグとコンビニの袋、そして俺は 中学時代に使っていたアディダスの大きなスポーツバッグを肩から掛けて2人のあとにつづいた。
明らかにパンツと判るV字の食い込み、目の前で揺れる大きな尻に思わず手を伸ばしそぅになったその時「何ぁに?健ちゃん?それ?」と、その博子さんが振り返った。
「これ?、お楽しみ袋」
「イヤン、期待しちゃう」
どぅやら博子さんは あの初老男性以来 スイッチがonのよぅだ、コンビニでも やたらと反応が良かった。
ホテルに入ると 3人とも 食事と言うよりはエネルギーの補給 そんな感じで急いで昼食を済ませ オバサンと博子さんはビールを流し込んでいた。
「じゃあ取り敢えず、上だけ脱いで2人とも、なんなら脱がせ合っても良いけど」
オバサンのビールを取り上げ ひとくち飲んで そぅ言った。
「大丈夫?健ちゃん?」オバサンが心配そぅにしている。
俺
「大丈夫、てか あんまり美味しいモンじゃないねビールって」
博子
「あらっ、健ちゃんも その辺は まだ[お子ちゃま]ね?」
俺
「そぅだね」
「じゃぁ博子さんは[お子ちゃま]のチンチンでなんて満足できないよね?、[入れてぇ]なんて言わないよね?きっと、でしょ?」
博子
「そんな。意地悪ぅ」
俺
「どんなに ワメいても入れてあげない、何せ[お子ちゃま]だからさ」
「オバサン、脱いで 上だけ。博子さんは脱がなくても良いから‥‥」
博子
「そんなぁ」
俺
「何?、脱ぎたいの?、博子さんも?」
(博子さんが小さく頷いた)
「なら脱がせてあげてオバサンの事、キスしながら うんと厭らしく‥‥、ね?」
ベッド縁に立ったオバサンが両手を広げた。
そのオバサンにキスをしながら博子さんが絡みついていった。
大人のキスをしながら 上手に服を脱がせ合ってゆく。
時折、息をつく様に唇は離れても 舌までが離れることはない。
絡みあった舌が泡だって その泡ごと啜る様に また舌を絡ませては 唇に隠れていった、ウットリとした甘い息を洩らしながら。
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