全裸姿の俺は男にナイフで脅され、何の抵抗もできず後ろ手にガムテープで縛られ、口にもガムテープを張られ、
俺は床に転がされてしまった。妻と由美も後ろ手に縛られてベッドに転がされた。男が由美に言った。
「俺のこと覚えてる？ 由美ちゃん。」
「覚えてるわよ、あんた、何してるかわかってるの。何で私がこんなことされなくちゃいけないのよ。」
「乱交パーティーしてた女が偉そうなこと言えますかね。人の好意を踏みにじった上に、警察なんぞに言いやがって。」
「やめて、お願い、この人たち夫婦まで巻き込むのは、犯罪者になるのよ、刑務所にいれられるのよ、今やめてくれたら
警察に言わないであげるから、ね、おとなしく帰りなさい。」
「ぅるせいなあ、俺にも楽しませろよ。」
男は由美と妻の口にもガムテープを張った。後ろ手に縛った女二人をベッドの縁にうつ伏せにさせると、
裸の二人の女のヒップが男に向いて突き出した形になった。男は転がって唸っている俺に向かって
「よく見てろよ、今から面白いもの見せてやっからよ。」
そう言うとズボンを脱ぎ捨て、勃起した肉棒を由美のマンコに突き立てた。由美は悲鳴を上げた。
男が乱入するまでセックスしていた由美のそこは相当に潤っていたから、一挙にブスリと奥まで入ったようだった。
男は腰を激しく振りながら
「オラオラ、淫乱マンコのくせしやがって、ズブズブじゃねえかよ。俺の気持ち踏みしゃいだ罰ゲームなんだよ。
オラオラ、気持いいだろが。」
由美の尻肉を男はわしづかみして高速のピストンをした。１、２分で抜くと今度は妻のマンコに男は挿入した。
腰をくねらせて入れさせまいとする妻の尻肉を、男は平手でパチーンと容赦なく叩いた。色白の尻肉が
みるみる赤くなった。
「そら、旦那が見てるぜ、旦那より俺のチンポの方が気持ちいいだろう？」
妻のマンコに高速ピストンをすると、妻が首を振って悲鳴をあげた。男は何十秒かずつピストンをしては、
代わる代わるに二人の女陰を背後から犯した。
「ハー、そろそろ逝きたくなってきた。旦那さん、俺もう射精しそうなんスけど、どっちのマンコにだ出せばいいスか。
ね、ちゃんと見ててよ。俺、どっちに出すと思う？あ、そうか、口にテープ貼ってるからしゃべれないか。どちらに
しようかな。はい、正解は由美ちゃんでした。オラーッ、ウウウウウウ、ウッ、ウッ、ウッ・・・・・・・」
男がゆっくり肉棒を引き抜くと、一瞬ぽっかり開いた由美の膣口から白い液体がドロドロと流れ出て床に落ちた。
「 出しちゃった。フウ・・」
妻も由美もぐったりしてベッドにうつ伏せになっていた。由美はすすり泣きしていた。
「あれっ、旦那さん、チンポ立ってんの？ 奥さん見て、見て。旦那さんのチンポ立ってるよ。」
妻はちらっと俺の股間を見て目を背けた。俺の頭は極度に混乱していたことは間違いなかったが、どうして下半身が
そういう反応をしているのか、自分でも説明がつかなかった。両手を後ろで縛られて前を隠すこともできなかった。
「キモ！ 変態だな。」
男は食卓に飲みかけの赤ワインのボトルを見つけると、ラッパ飲みにがぶがぶと飲み始めた。
「おまえら、いい酒飲んでやがるなー。」
食べ残っていた手羽先もむしゃむしゃと食べた。
「さっきから俺のチンポまた立ってんだ。食べ終わったら続きやるから、待ってろよ。」
三人とも口にガムテープをされ、唸り声を出す気力も無くなりかけていた。
空腹を満たしたのか男はワインボトルを片手に妻に近づき、妻を仰向けにして再び犯し始めた。
「何だ、よく見りゃ美人じゃないか。いい生活してやがる。美人妻と由美ちゃんと乱交パティーかよ。
許せねえ野郎だな。・・・・・なんだその目つきは。なめんじゃねえぞ。」
男はいきなり俺に近づき俺の腹を蹴った。男の眼は血走っていた。
俺は男の視線から目をそらせて、男を刺激しないようにするのが精いっぱいだった。
男は赤ワインの瓶に時々口をつけながらピストンを続けていた。妻は首を左右に振って呻いていた。
「おう、乳首立ってるぜ、旦那が見てるのによー、しょーがねえ淫乱女だな。」
男は妻の腹部に赤ワインをこぼして見せた。ワインの冷たさに妻が腹部をひくつかせた。
「オラ、マンコが締まってきたぜ。たまんねえ女だなあ。・・・いい気持ちだぜ・・・」
しばらくするとまた妻の腹部にワインをこぼした。
「酒がもったいねえな。」
男は肉棒をいったん引き抜くとワインに濡れた妻の腹部を犬のように舐めた。妻は狂ったように身もだえした。
男は日焼けした筋肉質の太い腕で妻の脚を開かせると、股間をなめまわした。
「奥さんよ、俺のチンポの味忘れなくしてやるよ、しっかり締め付けていろよ。中に精子流し込むからよ。
なんだったら孕んじゃって、俺の子。」
俺は「やめろー」と大声で叫びたかったが、うー、としか声がでなかった。
2度目ともなると時間がかかるのか、それとも酒に酔ったせいなのか、男は汗だくになりながら腰を動かした。
俺は早く終わってほしいと願いながらも、中に出すことだけは思いとどまってくれ、と心の中で叫んでいた。
エアコンが作動中にもかかわらず、男は汗だくになっていた。妻もじっとりと汗ばみ、苦痛とも、快楽とも知れぬ
なまめかしい声を出していた。男はついに妻の中で果てて、崩れるように妻の横に倒れ伏した。
「気持ちい・・・・震えたぜ・・・奥さん、いいからだしてるねえ、また今度世話になりに来るわ。のど乾いた。」
男はワインを最後まで飲み干した。
「疲れたから帰るわ。警察行くんじゃねえぞ。どうなるかわかってるだろうな。由美、お前のせいでこうなったと
思えよ。」
その男固有の汗のにおいと精液の匂いを残して、男はふらふらと部屋を出て行った。俺は起き上がり後ろ手で
妻のガムテープを剥がした。3時間ぶりに3人とも開放されたのだった。妻も由美もからだを洗い流したがったので、
その前に男に付けられた精液をティッシュに取ってもらい、俺がビニール袋に入れた。警察に証拠として提出
できるかもしれないと思ったからだった。婦人科に行って相談すべきかもしれなかったが、とにかく一刻も早く
妻も由美もからだを洗いたがっていた。
俺は部屋を片付けながら、警察にレイプ被害を届けるにしても、この状況をどう説明したものかと考えあぐねていた。
時計を見ると朝の5時を過ぎていた。カーテンを開けると外は明るくなっていた。俺は窓を開けて外の新鮮な空気を
部屋に入れた。何気なくテレビをつけると、朝のニュースが始まっていた。
「本日午前２時ごろ国道X号線で20代の男性の乗ったバイクがトラックと衝突し、バイクに乗っていた男性は病院に搬送され
ましたが、3時半に死亡が確認されました。男性は村田勇夫名義の偽造免許証を所有していましたが、警察で詳しい身元を
捜査中です。なお、男性の血液からは高い濃度のアルコールが検出されており、警察では事故現場の状況からよっぱらい
運転による事故とみています。・・・・・」
俺たち三人は言葉も無く、茫然とそのニュースを見ていた。
それは32回目の誕生日の翌日、30年近い童貞人生の末の結婚がもたらした、未知の世界への旅立ちの日にふさわしい朝だった。
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