由美は大学2年の時に、ストーカー被害にあったことがあった。相手はバイト先で一緒に働いていた年齢がひとつ
下の男だった。交際を申し込まれたが由美は断った。それから何度断っても男は由美に交際を求めて来た。
店長に相談したが取り合ってもらえず、結局由美はバイトを辞めてしまった。その後、どうやって電話番号を調べたのか、
男から電話がかかかってきた。会ってくれなければ気が変になりそうだという。バイトの仕事中も、君のわがままに
ずっと合わせてきたのに、ひどいことをする、などと意味不明のことをまくしたてた。由美は男からの電話や、
非通知の電話を着信拒否にした。ある日由美のアパートの郵便受けに送り先の書かれていない封筒が入っていた。
中は手紙が入っていて、由美への思いと、このままでは自分は死ぬしかない、などと書かれていた。封筒には
切手が貼られていなかった。気味が悪くなった由美は警察にストーカー被害を届けて、アパートを引っ越した。
警察はバイト先や由美の話を手掛かりに男を探したが、他人の住所を利用してバイト先に届けていたことがわかり、
男に注意や警告を与えることができなかった。
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