私は駅のトイレで唇を入念に洗い帰宅しました。
「ただいま」
「あなたお帰りなさい」妻がくったくない笑顔で出迎えてくれます。
私は先程のことが悟られないように、そそくさと風呂に入りました。
湯船であのキスの意味を考えましたがわかりませんでした。
彼女が私に好意を抱いているのか只の気まぐれなのか....。
その夜、私がベッドに入ると妻が求めてきました。
いつもなら私が誘わない限りしようとしないのに女の勘ってやつなんでしょうか?
私は不謹慎にも妻と彼女麗子をダブらせ麗子を抱いているような錯覚におちいりました。
「あなたどうしたの?いつもより激しいわよ」
「そんなことないよ、お前が魅力的だからさ」
そんなことを言いながらも激しく腰を動かしていたのは間違いありません。
心の中で「麗子いいかぁ、どうなんだぁ」こんなことを呟いていました。
「あ、あなたー、激しすぎるよー」
「オマンコにいっぱい入ってる」
「あ、あ、逝く」
「逝く逝く逝く逝くー」
私も妻と同時に逝ってしまいました。
こんなに興奮するセックスは久し振りでした。
私の中で何かが壊れていくような感じでもありました。
それから数日後私は麗子と約束を果たすために彼女と食事に行きました。
妻には会議で遅くなるから先に寝ておくようにと伝えて。
このとき私は既に先の展開を期待していたのかもわかりませんでした。
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