二人で湯につかると、
「お父さん、昔はよく一緒にお風呂にはいったよね。」
絵美は小学生の中ごろまではお父さんとよくお風呂に入っていた。だが、それをとめたのは
家を出て行った母親だった。実は絵美は一緒にはいりたかったのだが、何か恥ずかしいことの
ように母親に言われてやめらされたのだった。
「お父さん、背中流してあげる。」
浴槽の外に出ると、椅子に腰かけた父親の背中をクリーム状のソープをつけたタオルでこすった。
「おっきいなー、お父さんの背中。」
笑いながら絵美は父親の背中に自分の頬をくっつけた。
「今度はお父さんが洗ってあげるよ。」
絵美が前に立つと父親がタオルで洗い始めた。
「しばらく見ないうちに、絵美ちゃんのからだ、おとなになったなあ。」
絵美のからだは少女を脱皮しかかっていた。胸もかたち良くふくらみ、同世代の女の子より大きかった。
やわらかな陰毛もじゅうぶんに生えていた。そんな絵美のからだを父親はタオルで、両手を洗い、
背中を洗い、胸を洗い、ヒップを洗い、陰毛のある場所までたどり着くと、タオルをおいて指で洗った。
再び絵美のからだに快感が走った。絵美は顔を赤らめ目を閉じた。成り行きに身を任せてしまうと、
快感のうねりが大きくなった。ソープの付いた指が陰核から膣口の周りを円を描くようにやさしくなでた。
絵美は自然に声が出た。声はまだ少女の声だった。
「気持ちいい、お父さん、気持ちいい。」
指を少し膣口に入れられると、それだけで絵美は逝ってしまった。それは甘くしびれたからだが、
温かい海に沈みこむうちに、急に明るい空に浮くような感じであった。
「今度は絵美がお父さんを洗ってあげる。」
父親を立たせると、今度は絵美が座って父親を洗い始めた。ソープを手に付け肉棒を洗うと、
すぐにそれは勃起した。手で肉棒を持ち上げると陰嚢を洗った。
「へえー、男の人のここって、こんなふうになってんだー。」
絵美は興味津々のまなざしで、父親の陰嚢を手で裏返したりして観察していた。
「絵美ちゃん、口に含んでくれないか。」
父親は苦しそうな息遣いでそう言った。
「どうするの?こう?」
「あっ、歯はたてないで・・・・そう、キャンディみたいに・・・上手だよ・・・・すごく上手だ・・
今度は根元の方に向いて・・・ああ・・気持ちいい・・」
やがて父親は自分から腰を動かし始めた。のどにあたって苦しい時もあったが、絵美の口の中でどんどん
大きく硬くなる肉棒に、絵美は楽しい気分になっていた。
「ううっ」
父親はからだを反らせて絵美の口の中に射精した。放たれた精液がのどの奥を温かく打った。
父親は絵美の口から肉棒を抜き取った。
「呑み込んじゃった。へへ。」
可愛く笑う顔はまだ14歳の少女だった。
その日から時々絵美は父親と性行為をするようになった。
絵美は母親の性欲の強い血筋を受け継いでいたのだった。母親の家系は代々色恋沙汰のトラブル
を起こす者が多かった。絵美もそのDNAを受け継いでいたが、父親との交わりでつぼみだった
性欲が開花したのだった。本来はまじめな父親だったが、女房を男に寝取られて気が荒れていた
ために禁断の果実に手をだしてしまったのだ。絵美には兄はいたが、母親がいなくなって無口になり、
父親や絵美ともほとんど話さなくなっていた。週に二回は学校帰りに塾に行き、帰宅が10時を過ぎるので、
その時が二人のセックス日になっていた。最初は父親は膣内挿入だけは避けていたが、絵美の方が
我慢しきれず父親の肉棒を入れてしまった。コンドームがない時は生挿入もありになったが、
かろうじて膣外射精で避妊をしていた。
ある日、父親は絵美を車で連れ出すと、1時間ほど離れた街に住んでいる弟夫婦の家につれていった。
絵美の叔父叔母にあたるその人は善良な夫婦だったが、交通事故で一人息子を亡くしていた。
絵美と父親が行くと家庭料理のごちそうで迎えてくれた。手の込んだ家庭料理のごちそうは、絵美も
父親もひさしぶりだった。絵美はこの夫婦が好きだったから、四人での食事は楽しいひとときだった。
食事を終えると父親が切り出した。
「絵美ちゃん、この叔父さんたちといっしょに暮らしてみないか。」
絵美は父親が何を言っているのかわからなかった。
「どういうこと?」
「お父さんと離れて、こっちで暮らさないか。」
「どうしてなの?」
父親は叔父叔母に頼んで絵美と二人だけで話したいというと、しばらく散歩してくるよと二人は出て行った。
「絵美ちゃん、よく聞いて。これは絵美ちゃんのためなんだ。ここふた月、絵美ちゃんとお父さんはセックス
しているだろう。それは間違いだ、やっちゃいけない事なんだ。悪いのはお父さんだ。絵美ちゃんは何も
悪くない。お父さんが性欲を抑えられないからなんだ。このままだと、絵美ちゃんの人生を壊してしまう。
お父さんはおとなだから、それが分かるんだ。これから絵美ちゃんは高校生になるし、大学へも行ってほしい。
結婚して母親にもなってくれ。そのためには、今まっとうな道に戻らなきゃ、大変なことになるんだ。」
「いやよ。どうしてそんなこと言うの。お母さんがいなくなって、お父さんまで私を捨てるの。私はみんなに
捨てられて、どうすればいいの? ひどい。お父さんまで私を捨てるだなんて、お父さんなんて大嫌い・・」
絵美は大声をあげて泣き出した。
「ごめん、絵美ちゃん。でも捨てたりはしない。これからも絵美ちゃんはお父さんの娘だ。でも、このことは
お父さんが決めたんだ。決心は変わらない。絵美ちゃんもいつかわかるから、ごめん。」
叔父叔母夫婦が散歩から戻ってくると、父親はすがりつく絵美を振り払って去っていった。絵美は居間で泣き
続けていたが、やがて泣き疲れたのかそのまま眠ってしまった。それから1週間、絵美は叔父夫婦から与えられ
た勉強部屋で泣き続けていたが、実家から衣類や文房具が届くと、諦めがついたのかそれ以上泣かなくなった。
やがて転校した中学にも通うようになり、その街の高校に進学した。
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