絵美は、珍しく遅刻寸前の時間まで起きてこなかった夫を会社に送り出すと、ぼんやりと昨夜のことを
思い出していた。普段は週末にしか求めてこない夫が、昨夜は積極的に求めてきた。しかも、
隼人との密会の後だったから、帰宅してすぐにシャワーを浴びて、よく中を洗ってなければ大変な
ところだった。忘年会のことは、いちおう見逃してくれているという自信はあった。だが、それは
酔って分からなくなった自分を、無理やりに男が犯したという前提での話である。だから隼人との
不倫は絶対に秘密にしなければならないと絵美は思っていた。それにしても、昨夜は夫が
自分の顔を跨がせて股間を激しく舐められたとき、絵美は我を忘れるほど興奮したのだった。
69は今までもしていたが、そういう体位になったのは今度が初めてだった。昨日、隼人が中だし
した後だったから、なにやら夫にサディスティックな感情が起きてしまったのだ。
「舐めなさい、舐めてお掃除しなさい。おいしいわよね、あなたは私の性奴隷だものね。さあ、もっと
舌をとがらせて、中まで全部綺麗にしてしまうのよ。」
そんな言葉が頭の中に響いていたのだった。もちろん本気で夫をそう思っているわけではなかった。
だが、昨夜はすっかり女王様気分で気持ちよく逝けた気がしたのだ。
だが隼人との不倫をいつまでも続けるわけにはいかないとも思っていた。絵美は不倫をしていても、
隼人と一緒に生活したいとは思わなかった。隼人が言うようにからだの相性はいいのだが、隼人とは
心が繋がっている気がしないのだ。それは不思議なことかもしれない。普通はからだと心は一つなはず
だからだ。だけれど夫には繋がりを感じられても、隼人には感じることができないのだった。
絵美は中学2年の時のっことを思い出していた。お母さんが男といなくなって兄との3人家族になった
時だった。絵美の父親は電信柱の上で電線の工事をする仕事をしていた。たまに台風などで電線が
破損したとき、休日でも仕事に呼び出されていた。子供ごころに絵美はお父さんをかっこいいと
思っていた。作業着姿でヘルメットをかぶり、高いところで作業をする仕事に将来は自分も就きたい
と思っていたのだ。その父親が女房に逃げられ寂しそうな姿をしていたのだった。
そんな日々が続いたある日、兄が修学旅行で家にいない夜のことだった。絵美は夜中に父親の布団にもぐりこんだことがあった。
「お父さん、今夜は絵美と一緒に寝よう。私一人で寝るの、怖いもん。」
「ああいいよ、でもお兄ちゃんには内緒だよ。」
絵美は父親にくっついた。
「あったかーい。お父さんのからだ、あったかーいい。」
ふいに絵美は父親の股間が勃起しているのに気が付いた。中2の絵美はむろんそれがどういうことか知っていた。
絵美は父親の膨らんだ股間を手でやさしくさすった。
父親は目を閉じて、気持ちいいよ、とつぶやいた。絵美は下着の中に手を入れて父親の肉棒を握った。
手のひらの中でどんどんそれが硬く大きくなるのがわかった。
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