それじゃあ今からでも事務所覗いてくれよ・・・。
ここだよ、判らなかったら電話入れてくれればいい・・・。
名刺を差し出される。
ニュースレイブサプライ・・・代表 高山 カズヒロ・・・。
電話番号とHP・・・メールアドレスが入っていた。
この時会社名に違和感を持っていればこれからの流れは違っていたのかも知れません。
今の二人は渡りに船の気持ちだったのです。
クラスメイトだと言う事も気を許してしまうきっかけだったと思います。
・・・じゃあ、待ってるよ・・・
慣れれば簡単な仕事だよ・・・助かるよ・・・ふふ
(掛かった・・・もう、こっちの物だ・・・ふはは・・・)
カズくんは店を後にした・・・。
あなた・・・それじゃあ私、後で行ってこようかな?・・・
でも、どんなお仕事なんだろう・・・慣れれば簡単で、人手が足りないって・・・。
その場所は店から30分位電車で行かなきゃならない位の繁華街の中だった。
賑やかな町の中でOLみたいに仕事する事を想像してなんだか今迄の生活の中で
マンネリした、いつも一緒の流される様な生活から解放される・・・。
そんな軽い気持ちが沸いていた。
お昼過ぎに早速行動を起こす。
夫も善は急げと肩を押す・・・不安と期待を胸にカズくんの会社に行く事にする。
普段の仕事では黒いパンツに白のブラウス黒いエプロン黒い三角巾を身に着けるだけの地味な服装。
都会の真ん中に出るにはちょっと恥ずかしい・・・。
店から住居部分に戻って着替える。
はるな自身が予想するOLとは、ミニのタイトスカートのビジネススーツかな・・・。
けど、昔のリクルートの物しかないなあ・・・・。
着てみると、そんなに変わらない体型を維持していた事に驚く・・・。
あなた・・・どう?・・・こんな感じ・・・
夫もその姿に驚く・・・。
普段から何気に見ていた妻の違う一面・・・。
マンネリして見慣れていた妻に女を感じるのだった・・・。
・・・んん・・・良いんじゃない・・・
店は大丈夫だから・・・行って来いよ・・・
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