カズくんと営業回りを始めて初めてお得意さんと言われるお店に入る・・・。
営業中なので裏口からからと言われるが、何のお店だろう・・・。
付近は歓楽街、普通のお店では無いと思った。
裏口から店に入ると事務所に通される。
店長とおぼしき男の人がソファーに私達を案内する。
店長、この間からお話していた子です、資料とお見積もりお持ちしました。
きっと気に入ってもらえると思うのですが・・・。
店長は私の身体をじっくり見ています。
品定めする視線を感じます。
私は話が見えていません・・・とりあえず話を合わせておかないといけないと思い
話を合わせます。
そうだな・・・いつもの様に頼むよ・・・助かる・・・ふふふ・・・。
店長さん・・・よろしくお願いします。
そうして店を出た。
カズくん・・・どう言う事なの?
私はお仕事の事良く判んないよ・・・ここで働くの?・・・
んん・・・まあ、そんなところだけど、今日は挨拶回り、場所を覚えてもらう事が一番だよ・・・
短期の派遣社員とになって貰うって事だよ・・・・。
でも・・・こんなお店は・・・私困る・・・。
ああ、気にしないで・・・悪いようにはしない、俺を信じてくれよ・・・。
いつも強引なカズくん・・・昔から変わってないな・・・その時はそう思っていました。
二件目、三件目も同じ様なお店・・・、どのお店にも資料とDVDを渡している・・・。
そう、まるで売れない芸人の営業みたい・・・。
何軒かまわって事務所に帰って来た。
はるなちゃん・・・お疲れ・・・コーヒー飲むか?
グラスに注がれた冷たいコーヒーを二つデスクに置いて私に勧める・・・。
喉が渇いた私は口を着けてしまう・・・。
デスクにさっきの資料が置かれている・・・、どんな資料を渡しているんだろう・・・。
気に成っていた資料を見てしまう・・・。
これはなに?・・・昨日ここでの痴態が写真に撮られていた・・・。
まるでAV女優の様な履歴書・・・。
これはどう言う事?・・・くっは・・・また・・・身体が・・・。
はるなちゃん・・・見たね・・・そうさ・・・はるなの履歴書さ・・・上手く撮れててるだろう・・・。
嫌だとは言わせないよ・・・って言うかもう言えないだろうし・・・。
念の為に言っておくがそのコーヒー特製でね・・・一定期間飲まなきゃ欲しく成るんだよ・・・。
ああ、心配ない・・・身体に悪い成分は無いんだ・・・気分がハイになるドラッグさ・・・・。
もう・・・欲しくって堪らないんじゃないのか?
目の前にカズくんが居るのに欲情してしまいそう・・・。
酷い・・・カズくん・・・・最初からこんな事・・・
昨日の様に身体の芯から燃え上がるような快感が押し寄せる・・・。
視界がふやけてくる・・・。
はるな・・・受入れて楽になったらどうだ・・・
仕事と快楽一緒に味わえるんだ・・・さあ・・・。
はるなが欲しい物を俺は与えてやれる・・・。
ちゃんと家庭は守れる・・・心配するな・・・。
まるで呪文の様に私の心に縄を掛けて行く・・・。
確かに拒絶出来る状況に無かった・・・。
※元投稿はこちら >>