第30話 欺瞞①
木崎は何度も何度も寝バックでGスポットを突き、逝きそうになると止めるのを繰り返していました。
こうなるとまいの心は【逝かせ欲しい】という欲求で埋め尽くされました。
「おねがい…………もう…………おねがいだから…………」
「逝かせて欲しいの? でも、逝くのはあと1回だけにしよう…………このまま逝くかい…………?」
“あと1回”
次に逝く時はこのセックスが終わる時。
まいは直感でそう感じました。
「このままでも…………でも…………やっぱり…………」
「ん?やっぱり何??」
「…………ギュッってして欲しい…………ギュッてされながら逝きたいの…………」
最後は正常位で。
まいにとっては当然のこと。
相手が木崎でも、最後は愛を感じながら終わりたい。
それがまいの最後の願い。
木崎はまいを仰向けに変え、最後の時へと向かう為の挿入を始めました。
「さいごは…………おもいっきりしてみてほしい…………」
まいの要求通りに木崎はいきなり最高速度で腰を進めました。
「これっ!!いいっ!!」
木崎にとってもラストスパート。
まいが昇り詰めるのに合わせて、自身も欲望を放出しようとタイミングを見計らっていました。
「ああっ…………くる…………きたかも…………」
「まいっ…………俺もっ…………そろそろ……」
「もうすこし…………もうすこしだとおもうから…………」
「くっ…………このまま……このまま出すぞっ!!」
「!? だめっ!!なかはだめっ!!」
「頼むっ!!このままでっ!!」
「いやっ!!だめだってっ!!」
「じゃあやめるぞ!?良いのかっ!?」
「やめちゃだめっ!でもっ!!なかはだめなのっ!!」
「ああっ!ダメだっ!!!うぅっ!!」
「いやぁぁぁ!!!いぐっ!!!」
木崎はまいの最奥にぺニスを突き立てると、そのまま精を放出しました。
ビクンッビクンッと何回も何回も身体を震わせ、全ての欲望をまいに放出しました。
「はぁっ…………でてる…………はぁっ………はぁっ……」
木崎がまいに覆い被さり、そのまま2人は暫く動く事が出来ませんでした。
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