第24話 同衾①
グチュ…………グチョ…………
バスルームでの手淫とは違い、ゆったりと動く木崎の指。
潮を噴かせる為ではなく、まいの秘穴全体をゆっくりと拡げる為の手淫。
時折女芯を強く吸うと、まいの秘穴は木崎の指を締め上げます。
今度は少しずつ大きく動かしながら、上壁を引っ掛けるようになぞります。
何をしても、どんな風にしても、まいの身体は素直に悦びを表現してくれます。
【一度このまま昇らせてしまおう】
木崎は2本の指を曲げ、女芯の裏を小刻みに刺激し始めました。
同時に女芯自体への刺激も強めます。
「ヤッ!アァッ!!クゥゥッ!!」
断続的な刺激に、まいの身体は震え続けて行きました。
しかしまだ足りない…………
何よりも声が小さすぎる…………
「まい…………もっと…………もっと気持ち良くなろう…………」
「良い声だよ…………もっと聞かせてくれ…………」
木崎に促され、まいの声量も段々と大きくなって行きました。
じんとは普段、家での行為。
それも夜に子どもが寝静まってからの行為。
自然と声を我慢するのが当たり前になっていたのです。
まいが逝けないのはそのせいだろうと木崎は考えていました。
子供に気付かれないように気を使うあまり、自らの心にブレーキを掛けているんだろうと。
しかし此処はラブホテル。
周りは全てこういう行為を目的に来た人ばかり。
仮に聞かれたとしても、何ら恥ずかしがる必要はありません。
まいに安心して大きな喘ぎ声を出させる事で、心のブレーキを外し、ひいてはリミッターも解除出来る筈だ…………
木崎の思惑通り、まいはどんどんと快楽の階段を上がって行きます。
木崎の刺激が弱い時は小さく、強い時は大きく……
まるで操られているかの様に、まいの悦びは木崎の動きに同調していました。
【そろそろだな……】
木崎はまいの上壁を突き破るかのように、強くGスポットを擦り始めました。
「アァァァァ!!!イヤだっ!!!!アアッ!!!!」
まいの腰が大きく跳ね上がり、そしてドスンとベッドに落ちました。
初めての絶頂でした…………
D氏の手技では頑なに拒んでいた絶頂。
じんでは与えられなかった絶頂。
木崎の手により、まいは初めての快感をその身に刻む事になったのです。
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