「今日はお母さん、帰ってくるの夕方になるからね」朝食のテーブルで子供と夫にそう伝えた。
ビキニを買ってから一ヶ月、バーベキューの日を迎えた。
あれからビキニの似合う体になるために多少のダイエットと筋トレをした。
そのせいもありウエストは引き締まりバスト、ヒップとウェストのコントラストはまるでグラビアアイドルのようだ。
出かける準備をしながら自分が久しぶりに女に戻るのを感じた。
「今日は何か起こるのかな~、誰かに口説かれちゃったりして」
いけないことと思いながらも顔がにやけてしまう。
会社に集まってチャーターしたバスに乗り込むと二時間程でビーチに着いた。
「凄い人だね~さすが夏だわ。あ、この海の家なのね。荷物預けて着替えてこよっかな」
みんなそれぞれ海の家に上がると荷物をほどき、バーベキューの準備をする者、水着に着替える者に別れた。
「一ノ瀬さん、めっちゃ期待してますよ!」
飯田が夏希に声を掛けた。
「おい!飯田!お前セクハラに気を付けろよ!」
離れた所から営業部長の宮田が声をかける。
「いや、部長ぜんぜんセクハラじゃないっすよ!」
慌てた飯田が顔の前で手を振り否定する。
「飯田くん、目付きがイヤらしくてセクハラなんですよ~、お説教お願いします」
夏希がイタズラっぽく宮田に訴えると更衣室に消えていった。
更衣室に入るとバッグの中からビキニを取り出しロッカーに入れた。
着ていたTシャツとパンツを脱ぐと下着姿になりビキニを広げた。
夏希は今日に合わせてエステで脱毛処理をしていた。
もともと毛の薄い体質であったがせっかくビキニを着るんだからと陰毛を全て脱毛した。
「ちょっとお金かかったけどこれで気兼ね無く弾けられるわね」
夏希は小さく薄手のサポーターを身に付けパンティを履くとブラからパットを外した。
「パット入ってると形は綺麗に見えるけど揺れかたがねぇ。ここは無しで頑張ってみよ!」
ビキニを身に付け上にTシャツとホットパンツを履くと更衣室を後にした。
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