何も知らない千鶴が、予想外の展開を招いてしまった。
ひろ美は自分の性欲の捌け口を俺に求め、都合良くセフレ関係を築いたのはいいが、娘が邪魔することになって混乱していた。
成り行きで千鶴の家庭教師を引き受けたが、その時はまだ千鶴を女として見ていなかった。自分の子供と変わらない年齢だし、純粋に教えることだけを考えていた。
カモフラージュと実益を兼ねて、ひろ美に社員教育をすることにした。
元々ひろ美は仕事が良く出来るし、本社からも期待される程だった。
一日おきに母親と娘を交替で教えるのだが、ひろ美の場合は教えなくても資料を渡すだけで充分。あとはひろ美と俺の性欲を満たす時間になる。
長年蓄積しておいた教育資料が役に立った。ひろ美も資料を読むだけである程度理解していたし、知らないことを吸収する能力に長けていた。
この日も、千鶴へのカモフラージュを説明すると
「大丈夫?」
「家に帰ったら、千鶴ちゃんの目に付くところに資料をおいて、さりげなく見せれば大丈夫だよ。あの子も社会人になるには必要なことが載ってるから」
「上手くいけばいいけど、それより早くして蒲郡競艇場前出来ない」
独りよがりに騎乗位で腰をふり、俺のことなどどうでもいいくらい何度も逝く。
バック、正常位、対面座位。
「あん、あん、いいいいぃ~、逝く逝く逝く逝っちゃう」
と連呼しながら気持ち良さそうに感じて、最後は自ら腰を大きく振って果てた。
結局発射出来ずに終わったが、ひろ美の逝く顔の変化を堪能した。
そんな生活が3ヶ月ほと過ぎ、千鶴も夏休みになり受験勉強に一層力を入れ出した。
「所長さん、毎日ママといっしょに教えてもらえませんか?」
「それは無理だよ、君のお母さんを次長にする予定だからこれからが正念場だよ」
「ママがいいって言ったら大丈夫でしょ」
「千鶴ちゃん、仕事はそういう訳にはいかないよ、いくら君のお母さんがいいって言っても、会社っていうのはそういうことを許さないものなんだよ。君の熱心さは良くわかってるけど、無理だよ」
「なんだ、ダメか、じゃ1時間ずつ延長してください。それならいいでしょ」
「それは、遅くなるからお母さんやお父さんにちゃんと了解してもらえば構わないよ」
「わかりました、ママに言います」
月曜、水曜、金曜とひろ美が楽しみにしているところに娘の千鶴が入り込まれれば、ひろ美がおかしくなる。
結局、ひろ美も了承して、火曜と木曜は夜10時まで教えることになった。
夏休みもあって、千鶴もタンクトップやTシャツに短パンといった露出の大きな服装でやって来ることが増えた。
それまで子供だと相手にしてなかったが、母親に似て体つきは大人の女だと思わされた。
俺もTシャツに短パンで教えていたが、テーブルに肘をついて前屈みになった千鶴の胸元から、溢れそうなボリュームのバストの谷間を見て、不覚にも勃起してしまうことが何度かあった。
そのたびに、足を組み替えたりして誤魔化したが、ある時千尋が固まったまま動かないので不思議に思った俺は
「千鶴ちゃんどうした?」
「えっ、あの、うんと所長さんのあそこ大きくなってるから、、、」
「あっ、ごめんごめん、気にしないで」
「あたしで大きくなったの?」
「そうだけど、ごめんごめん、本当に気にしちゃダメだよ、男は疲れるとすぐこんな風になるんだ」
「あたしもママみたいに女の人に見えたの?」
「そんなことより、さっきの問題解けたのかい?」
「誤魔化さないでください、最近何だか身体が熱くて勉強が手につかないことがあるんです」
「エアコン入れてるかい?」
「そうじゃなくて、身体の芯が熱いの。ぼうっとしちゃって、所長さんがいたらいいのにって思っちゃうの」
「お母さんに相談してみたかい?」
「うううん、そんなこと聞いたことないです。何で?」
「女同士なら分かるかなと思ったから」
「何だかママには聞きずらくて」
「大人の女性はたまにそうなるんじゃないの?良くわからないけど。はい、今日はこの辺で終わろうか」
「あ、はい、男の人はあたしみたいにムラムラと熱くなることあらんですか?」
「無いことはないけど、どうして?」
「あたしもママみたいなのかなって」
一瞬ドキッとした。
「どういうこと?」
「ママには内緒にしてくださいね、あたしママがベッドで夜になると下着も着けずに何かしてるの。初めは分からなかったけど、、、」
「言わなくていいよ、聞かなかったことにするから」
「うううん、ちゃんと聞いて欲しいの。パパには言えないし、所長さんなら大丈夫だと思うから。ママ多分オナニーしてるの。パパ帰ってきてもママのこと相手にしてないから」
「そんなこと俺に話していいのかい?」
「だから、ママが可哀想って思って。そのうちママだけじゃなくてあたしまでおかしくなって。どうすればいいの?」
「千鶴ちゃんは彼氏いないの?」
「いたけど、受験があるからお互い自然にわかれちゃった」
「そう、聞きにくいけど、エッチしたことあるの?」
「はい、高二の時、お母さんには内緒ね」
「何度かしたの?」
「うん、学校の帰りに彼の家で毎日みたいに、でも避妊はちゃんとしてくれたよ」
「そうか、それなら受験で禁欲生活中ってことだね、そりゃ身体も火照るよ。エッチしたこと無いならそうはならないかもしれないけど、千鶴ちゃんの場合は経験しちゃってるし、そこそこ気持ち良くなれたんだろ」
「うん、最初だけ少し痛かったけど、エッチするたびに気持ち良くて、何言ってるんだろ、恥ずかしい」
「で、お母さんのことか君のことかどっち?」
「両方、どうすればいいの?」
「お母さんはお父さんとの仲が元通りになるしかないかな、君は受験が終わるまで我慢しなきゃ」
「そう言うと思った、ねえ、所長さんあたしってどう見えるの?」
「そりゃ美人なお嬢さんだし、スタイルもお母さんに似ていいよ。可愛いと思うよ」
「それだけ?」
「そうだよ」
「ウソだぁ、だってあたしの上司の谷間見てチンチン大きくしてたもん、エッチしたいと思ったでしょ」
「ははは、それはないよ、そんなこと出来ないし」
「そりゃママの娘だからでしょ、じゃあママとはエッチしたいと思わないの?」
「おいおい、やめてよ、そう思ったってやっていいことと悪いことがあるだろ」
「普通は悪いことだけど、ママがあんまり可哀想で、所長さんなら優しいから相手して欲しいなって、出来ればあたしも」
「ダメダメ、嫁も子供もいる身なんだから」
「考え方が古いなぁ、パパだって向こうで遊んでるの知ってるし、だからって責めたりしないよ。ママだって好きにしていいのに」
「妹さん達は知ってるの?」
「そんな訳ないですよ、あたしそんな子供じゃないもん」
「う~ん、面倒なこと聞いちゃったな」
「何でも?あたしも結構覚悟して話してるのに」
「いや、ごめん、何にもしてあげられないから歯痒いんだよ」
「出来ないんじゃなくて、やらないだけでしょ。ほらこれでもダメ?」
そう言うと千鶴は着て来たタンクトップを脱いで、上半身裸になって誘って来た。
このまま押し倒しても良かったが、ここは我慢して何とか追い返そうと
「ダメダメっ、そんなことしちゃいけない、お母さんに会わす顔が無くなるからやめてよ」
「もうっ、お願いだから一度でいいから」
「絶対ダメっ、早く着て、外に出てるから」
少し怒った顔をして千鶴を睨みながら、スマホを手に取り通路へ出た。
しばらくして、諦めたのか千鶴がバッグに参考書や問題集を雑に突っ込み出てきた。
「千鶴ちゃん、君の気持ちは嬉しいけど高校生なんだからおじさんにもりせいがあるよ、ごめんな。今日のことは誰にも言わないから安心して。あさってもちゃんと来るんだよ、お母さんに心配かけちゃいけないから」
「、、、恥ずかしいの我慢して告ったのに、所長さんのバカ」
「泣かないで、ごめんな千鶴ちゃんがもう少し大人になったらね、今はおじさん警察に捕まっちゃうよ」
「じゃあ約束して、あたしが大学受かったら女として扱うって」
「そうだね、その時はちゃんと考えるよ、お母さんには今日のこと話しちゃダメだよ、心配するから」
「当たり前だよ、恥ずかしくて言えないもん。でも、ママのことはちゃんと相手して欲しいな、可哀想過ぎるもん。所長さん明日ママのこと女として相手してください」
「あのさ、モラルから外れるようなこと出来ないよ」
「ママは所長さんのこと好きなんだよ」
「何で、おかしくないか千鶴ちゃん、千鶴ちゃんは俺とエッチしたかったのに、その俺にお母さんを抱けってさ」
「おかしかないよ、このままだとママ壊れちゃうもん。所長さんならパパみたいなことしないと思うから、ちゃんと相手してくれるならあたし嬉しいよ」
「理解出来ないよ、古いのかな」
「普通ならこんな馬鹿げた話出来ないけど、頼れるのが所長さん以外考えられないもん」
「そうは言っても、きっとお母さん自身が俺じゃ相手にならないって思ってるよ」
「ママのこと嫌いなの?好きなの?」
「好きとか嫌いとかじゃないよ」
「女として見れないの?」
「正直、君がそんなこと言うから、明日からどう接したらいいか迷うよ」
「迷うってことは好きなのね、それがわかっただけでも良かった」
「おいおい、飛躍するなよ、そんな風に接したことが無いから、気まずくなるよ」
「ママね、寝言でたっちゃんしてぇって言ってたから、あれ所長さんのことだよ、達也さんだもんね」
「そうなんだ、でも知らないよ、違う人かも知れないし」
「絶対所長さんだって、ママ結構純粋なんだよ。パパとはもうダメだよ。手が触れただけで凄い剣幕で怒るくらいだから。でも、家庭はこわしたくないんだろうなぁ、チビ達もいるから」
「勝手な想像で話しちゃいけないよ、お母さんから聞いたわけでもないくせに」
「親子だから言わなくてもわかるんだもん」
「いいから帰りなさい、お母さん心配するから」
「帰るけど、約束忘れないでね、それと明日はママのこと愛してください、返事しなきゃまた部屋に戻るから」
「困らせるなよ、変な子だな」
「早く、へんじして」
「仕方ないな、わかったよ。でも、お母さんがその気だったらだよ」
「良かった、あたし的には消化不良だけど、ママのこと大事にしてくれそうだから嬉しいな」
「本当に理解できないや、さあ帰って」
現実離れした話に翻弄されてしまった。
千鶴のことは理解に苦しむが、結果的にひろ美のことを抱いて欲しいという驚きの内容に、どうひろ美へ話せばいいのか、話さない方がいいのか悩んでしまった。
千鶴に女を感じてしまったことは、これから俺を悩ませるだろうし、かといって正直にひろ美に告げれば、ひろ美がどうなるのか心配だった。
一晩考えた末に、これからも成り行きに任せていくことにした。
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