君子、そして博子 15
流石に夏休みの日曜日、何処を歩いても人が多い、特に木陰 こぅ暑くてはムリもない。
トイレも同様、トイレの建物で出来る[影]でシートを広げてる家族連れまでも居る。
さんざん歩き回ったが とても[人目を忍んで…]挿れられそぅな所など無かった。
ただ歩き回って 時間だけが過ぎていった。
『和田と遊びに行く』、母に そう言って出てきた手前 今日は あまり遅くもなれない。
今日だけ の事を考えれば 多少遅くなっても…、『博子さんの家で…』『いつかオバサンと行ったホテルで…』そんな事も考えだが な夏休みは まだ長い 先の事も考えると 今日は黙って帰った方が利口…、公園は また今度… 平日の人の少なそぅな日に… 博子さんには また有給でも取って貰って…、そぅしよう…、と 1人 勝手に決めた。
結局、早々に オバサンに本屋さんまで送ってもらった。
サングラスを掛けたまま いつもの[成人誌]のコーナー。『SMス◎イパー』という雑誌が目にとまった。そして それと同様に目をひいたのは『投稿◎◎倶楽部』それの[極薄モザイク][目線無し]の文字だった。
今とは時代も違い[動画]と言えばビデオのみ、[無修正]など 高校生などには手に入れようも無かった。
部屋に帰ると すぐに本屋の紙袋を 無造作に破り捨てた。
SM何とかでは 縄で縛られ 猿ぐつわをされた女性が 目に飛び込んできた。
その女性が縛られたまま宙吊りにされて 足首も縄で縛られ左右に大きく広げられている。
そんな女性の下に もぅ1人の女性 その女性の右手が 宙吊り女性の股間に伸びている。
写真の横の説明書には[フィスト]の文字、下の女性の手首までが 宙吊り女性のアソコに入っている そんな事が書いてあった。
が、モザイクが邪魔で 肝心な所がハッキリしない、それが無性に歯痒かった。
苦痛に歪む宙吊り女性の顔、が 苦痛だけては無さそうな 妖しい目をしていた。
今度は その女性が 後ろ手に縛られたまま もぅ1人の女性に頭を押さえつけられている、その鼻がは男性の腹に食い込む程に…、そして…、今度は 自ら男性自身を貪っている、後ろ手に縛られたまま 妖しい表情を浮かべて。
その2人の女性を 頭の中で置き換えて想像した、[オバサンと博子さん][オバサンと綿貫][博子さんと綿貫]、そして おそらく明日は… そう期待している須藤 その須藤も加えて 思い浮かべる女性の顔が 次々と入れ替わった。
[投稿◎◎倶楽部]、どうやら これは一般の[その趣味の人達]が写真やなんかを寄せている様だった。
二十歳前の若い女性も居れば オバサンや博子さんよりも 一回りも上の 殆どお婆ちゃん そんな女性の姿もあった。
道路で自らスカートを捲って見せたり 海辺の岩影で男性のを咥えていたり 路上に四つん這いになった女性に後ろから…、そんな写真のオンパレードだった。
どちらの雑誌にも ディルドウ バイヴ 電動こけし 双頭バイヴ あらゆる男根を模したものが女性達を攻めたてていた。
ローターと呼ばれる物を両方の乳首にテープで止められたり、かと思えば[1番敏感な突起]に固定されて それでバイヴを挿入されて…。
いつか オバサンの家で見た 疑似男根を思いだし、博子さんもオバサンも いったい どんなのを持っているのか?、双頭何とかでオバサンと博子さんを同時に… そこに綿貫や須藤も加えて… そんな妄想が頭の中をグルグルと廻った。
そればかりか 不謹慎にも 綿貫や須藤の母親達も 当然まだセックス自体は するのだろう?、いったい どんなセックスをしているのか?、綿貫とその母親 須藤とその母親、そんな事まで妄想していた。
ふと気がついて 自分でも不思議に思った、雑誌を見ていても 想像していても 女性達の年齢が上がるにつれて それに比例するかの様に チンチンの角度も上昇している、俺はどぅやら 年上の女性の方が[好み]の様だ、それも[ふくよか]な、年の離れた豊満な女性 そんな女性が好みな事に 気がついた。
翌朝、母親が仕事に出掛けると 電話が気になってしかたなかった。
『須藤…、早く電話してこいよ…』
俺は まるで動物園の熊の様に ただ家の中をウロウロと歩き回るしか出来なかった。
そんな須藤から よぅやく電話がきたのは 9時丁度、須藤は須藤なりに 俺の母親が仕事に出掛けるのを待っていたらしい。
結局『お昼を済ませて 1時半に…』といぅ事になった。
俺は 電話を切ると すぐに飛びだして 勝手口をあけた。
オバサンは エプロンの裾で手を拭いている所だった。
俺は そのオバサンの手を掴んで ベッドまで引っ張って 放り投げる様に オバサンをベッドに転がした。
正常位でオバサンと繋がると オバサンは ゆっくりと俺の首に両手を廻してきた。
俺も ゆっくりと腰を振りながら オバサンの顔を まじまじと見ながら 聞いた。
「あのさ オバサン?」
「なぁ … に?」
「オバサンも持ってたよね?」
「その… バイヴ とかって奴」
「もぉ!、この前 それで虐めたくせに…、いまさら何ぁに?、また虐めてくれるの?」
「ん?、て言うか アレじゃなくてさ…」
「双頭何とか って言う奴…、そんなのも持ってるんかなぁ?って…」
「実は昨日 あのあと 本屋さんで その…」
「載ってたの?、何かの本に…、でしょ?」
「で?、それってアレでしょ?、両方がチンチンの形してる奴でしょ?」
「どぅしたいの?健ちゃんは それで」
「オバサンと…」
「お前と博子さんを繋げて…、で、余ってる[穴]に俺が入れて…、どぅお?、そんなの」
「凄い…」
「想像しちゃう…」
「でしょ?興奮するでしょ?想像すると」
「片方をオバサンのアソコに入れて もぅ片方は博子さんのお尻に入れて、俺は オバサンのお尻と博子さんのアソコを行ったり来たり」
「もちろん オバサンのお尻に入ってる時は 博子さんのオマンコをバイヴで掻き回して、博子さんのオマンコに入ってる時は 今度はオバサンのケツを そのバイヴで掻き回して…、いっつも両方の穴に何かが入ってて…」
俺のそんな妄想を聞いて オバサンも想像して興奮したのだろう、オバサン自ら体を入れ替えて[上]になった。
「それで?、あとは どんなのが有ったの?」
と、俺を見おろしながら 妖しい顔つきで ゆっくりと腰を廻しながら 聞いてきた。
「あと 気になったのはね…」
「下着にロープを巻かれた人が その上にコートだけ着せられて 連れ回されてたり、普通に道路とか商店街とか…」
「で、その人がさ、ローターとかって… リモコン式の奴で 離れた所からでも操作出来て…、それを…、クリトリス?…に固定されてて ロープで…。男の人が そのスイッチを入れたり切ったり。街なかでだよ それも!」
「あとは、縛られた女の人が吊るされて その人を別の女の人が悪戯してて…」
「悪戯って言うより 吊るされた女の人のアソコに「手」を突っ込んでたり…」
「そんなのまでぇ…」
「でもね、裸にロープでコートだけって…、それってね その趣味の人達は みんなやるのよ、誰でも…、そのぐらいは きっと博子も経験済みだと思うけどなぁ、たぶん[お尻も]。リモコン式のピンクローターは どうか分かんないけど…」
「でもアレね、 吊るした女の人に 別の女性がフィストって…、凄いわね それ」
「私も してみたい 博子に そんなふぅに」
「… … … …」
想像していたのだろう?、急に黙ったオバサンが 目をつむって 『クイックイッ』と 腰を前後に振っていた。
「何?、どぅしたの?」
「想像してんのオバサン?」
「興奮しちゃった? 想像して」
「そぅよぉ、興奮しちゃった、想像して」
「私は健ちゃんに 後ろ に入れて貰いながら 博子の事 掻き回すの 前も後ろも、手首まで突っ込んで…」
「ダメ、想像しただけで イっちゃう」
そぅ言って 目を固く瞑ると オバサンの中全体がキューっと すぼってゆくのが解った。
そして、『フゥーっ』とため息の様な大きな息を吐いて つづけた。
「あのね健ちゃん」
「こぅやって、ゆったり まったり、そんなのも女の人は好きなのよ」
「荒々しく攻めたてられたり、悲鳴みたいな声をあげるほど激しいのも、それはそれで良いけど… その 健ちゃんが見たって言う雑誌みたいに。でもね 見つめあって 何も言わなくても その表情だけで お互いが理解出来て…、そんなセックスも凄く気持ち良いものなのよ女は…、ほら こんなふうに…」
オバサンは 俺を見おろしながら ゆっくりと上がってゆき 円を書きながら 少しずつ ゆっくりと呑み込みながら 降りてきた。
深々と呑み込み それでもなお 尻を押し付けてくる。
オバサンの1番深い所に当たった感触がした。
オバサンは それでもなお 押し付けてくる。
ゆっくりと ゆっくりと、オバサンの深い所が開いてゆく そんな感じがした。
「激しいだけでもダメ、優しいだけでもダメ、ただ乱暴なだけのは もっとダメ、縛られても ぶたれても…。『愛』なんて言わないわ 愛なんて言わないけど せめて『いとぉしさ』が伝わってくるから女は それに応えるの…」
「…? …? …?」
「ゴメン、オバサン、俺…」
「…そうね」
「今は まだ解らなくても良いわ」
「少しずつ 教えてあげる」
1番深い所で 俺を捉えたまま 静かに オバサンが仰け反って震えていた。
オバサンが 俺の上に項垂れて どの位の時間が過ぎただろう?、『ジャリジャリ』と車の入って来る音がした。
「いけない、あの人 お昼食べに帰ってくるんだった、3時に出るとかって…」
オバサンが そう言って 跳び跳ねた。
もともとスカートを捲っただけのオバサン、俺も短パンごとパンツを履いた、何食わぬ顔に戻るのに 2人共 そぅ時間はかからなかった。
旦那さん
「おっ、健ちゃん お疲れ」
「いつも 悪りぃな、飯 食っててくれ、な」
「君子、君子悪りぃ、食ったら すぐ出る、積込 一件増えたんだよ、悪りぃな」
「冷やし中華よ すぐ準備するわ、材料は切ってあるから あとは茹でるだけだから…」
「健ちゃんも少し待ってて、ね?」
「なぁ健ちゃん、午後は暇か?」
「大丈夫、俺の積込み 手伝えてんじゃないから…、手伝いだけじゃなくてさ…、たまには その ウチのやつの話し相手とかさ、でもアレか?お母さんよりも年上なんだったよな ウチのやつ、無理だよな?、…そぅだよな…」
「ゴメンなさい、1時半に 友達が遊びにくる事になって…」
『もぅ何度も[お相手]させて貰ってます』、そぅ思いながらも『…勘づかれてるんじゃ』と そぅも思って 声が震えた。
「何ぁに?健ちゃん、彼女?」
お勝手で オバサンの声がした。
※元投稿はこちら >>