梢君は、性的な経験をそれなりに積んでいることが予測されたので、焦らずにゆっくりと私を受け入れる方向へとシフトさせるために、その日はそれで帰らせることにした。
そして、翌月からは高橋君も、店をたたんで私の会社に入社してきた。
まずは営業部へと配属させて、それなりの利益を稼いできてもらわなくてはならない。
高橋君が入社してから約3ヶ月の間、私は週に1回から2回のペースで梢君を自宅やホテルに呼び出した。
毎回挿入はせずに、梢君の体が私に慣れていくように丁寧に責め、毎回、絶頂の寸前まで快感を与えては帰す、を繰り返していた。
そして、3ヶ月が経過して、ラブホテルへと梢君を呼び出した日のことだった。
ピンポーン
部屋のインターホンが鳴り、私はドアを開けた。
梢「こんばんは。」
私「入りたまえ。」
梢「お邪魔しまーす。あ、今日は前回よりも広い部屋ですね。」
私「あぁ、1番良い部屋が空いていたからね。」
梢「さっすが、吉田社長。」
3ヶ月経過して梢君も大分私に慣れてきた様子で当初に比べ、部屋に入る際も躊躇はなくなり、日常会話もするようになってきていた。
私「何か飲むかね?」
梢「んー。ワイン飲みたいです!」
私「ワインか。待ちたまえ。」
私はフロントに電話し、ワインを用意させる。
間もなくして、グラス二つとワインボトルが運ばれてきた。
私「ラブホテルだから、そんな高いワインじゃないだろうが…」
梢「いやいや、何か高そうですよ?(笑)」
私「10000だから安いワインだろう。」
梢「充分高い(笑)」
私はワインのコルクを抜き、二つのグラスに注ぐ。
私「飲みたまえ。」
梢「いただきます。」
梢君はそう言いながらワインを口にした。
梢「う~ん。おいしい。」
梢君は、最初の一口を飲んだ後にそう言うと、グラスに残ったワインを一気に飲み干した。
私「そんなに一気に飲むものじゃないだろう。」
私はそう言いながら、2杯目を注いだ。
梢「いやー、ワイン久々に飲んだから(笑)」
梢君は、2杯目を口にした。
しばらく世間話をしながらお酒が回ってきたところで私は質問をした。
私「そう言えば高橋君との夜の生活は最近どうなんだね?」
梢「えー?教えてあげなーい。」
私「うちの会社に入って少しは余裕が出来たんじゃないのかね?」
梢「とんでもない!旦那も今は仕事に慣れるのに精一杯みたいで。」
私「しかし、中々優秀みたいだよ。流石自営でやっていただけあって、早速仕事を受注してきているようだよ。」
梢「そうなんですかー?まぁ、最初のお給料貰った時は私もビックリしましたけど。こんなに貰っていいのかな、って。」
私「私は仕事の成果を出せば充分な給料は支払うよ。」
梢「ありがとうございます。」
私「高橋君も、もう少ししたら余裕が出るだろう。」
梢「そうですねぇ。結婚して2年くらいはあったんですけどね。段々生活も大変になってきてから、お互い余裕なくなってきて、気付いたらレスになって。」
私「それはいかんな。女の快感は若さの秘訣だぞ。」
梢「うーん。私だって性欲がない訳じゃないんですけどね。」
私「そりゃあ、誰にだって性欲はあるさ。さて、そろそろシャワーを浴びたまえ。」
梢「分かりました。」
梢君は、ソファーから立ち上がり、浴室へと向かっていった。
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