浩紀はもともと家族思いの子煩悩な男だった。
いや、むしろ、今でもそうなのだが、浩紀の妻が浩紀の有り余った精力を受け止めきれず、
子供には絶対にばれないようにとの約束のもと、妻公認で不倫をしている。
普通の会社員で、周囲からは出世街道に乗っていると言われるエリート社員だが、当人にその自覚がなく、
会社が自由にさせてくれている事を良いことに、色々と良くも悪くも遊んでいる。
人柄は悪くなく、気さくだから男女年齢問わず話しかけられたりもする性格で、いわゆるコミュ力が高い。
かといって、女性ならば誰とでもという訳ではなく、浩紀本人が性的欲求を感じる女は限られている。
唯はその眼鏡にかなったが、いかんせん子供同士の距離が近いことが、浩紀は懸念していた。
口が軽いとは思わないが、親の些細なことに子供が気づきやすい。
もちろん唯はそれが分かっていると浩紀は思っている。
危うさを感じながらも、唯に手を出したのには、理由があった。
『よくしゃべる女だ…』
目の前の杏璃を見て、そう思いながら、グラスに口をつけた。
口の軽い女に対して、浩紀は性的欲求を感じない。
だが、目の前の杏璃は時折それを求めているような素振りを見せてくる。
ある日の仕事帰りに一人でほっとしたい時にふらっと入った居酒屋で、杏璃に捕まったのが、運の付きだった。
以来、なぜか杏璃と不定期だが、何度か飲む仲になっていた。
スタイル、顔を見れば、唯と杏璃だったら、ほかの男なら、杏璃を選ぶと思うが、
口が軽いのが難点だ。
時には、『この女をめちゃくちゃにしたら、どうなるんだろうか?』とも考えたことがあるが、
すぐにそれは頭の中で払しょくされる。
そんな杏璃でも、浩紀には情報源として、役に立つ時がある。
唯の情報は杏璃から手に入れた。
セフレという彼氏の存在を杏璃が唯に話した時の表情などの情報はペラペラと杏璃は浩紀に話していた。
唯と通勤を始める前日の事だった。
杏璃の話している状況から、その後の唯に特に変わった様子は見受けられない事で、浩紀は内心ほっとしていた。
人の表情にめざとい杏璃が気づいていないから、多分大丈夫だろう。
仕事を定時で終えた唯は最寄駅から2つ離れた繁華街がある駅の改札を出ると、
浩紀の姿があった。
笑みを隠せない唯は、すっと近寄って行った。
これから【残業】である。
食事している時間がもったいないとコンビニで弁当を買って、近場のホテルに入った二人。
エレベーターの中でキスをしながら、胸の辺りを弄られて、唯の体が一気に火照った。
「我慢できない」
浩紀の囁きを耳元で感じると、一気に表情が雌になった。
部屋に入り、とりあえずくつろぐ次いでに弁当を食べている感じだった。
二人でシャワーを浴び、適当に体を拭くと、全裸のままベッドに転がり込んだ。
唯の期待以上の愛撫による快感が全身を襲った。
大陰唇までひくついているのが分かる。
唯からしたら、十分な愛撫だったが、「時間がないから入れちゃうね。」と浩紀から言われると、
『(浩紀からしたら)物足りないのかな』と思っている間に、
浩紀の太いのが、体に一気に入ってきた。
お互いの腰の動きが同調している中で、さらに浩紀のが唯の中で大きくなっていく。
愛撫で何度か絶頂に達していたからか、それだけで唯はまた絶頂を味わえた。
シーツを掴む手に力が入り、頭の中が何度も真っ白になっていく。
後ろからされているときに、浩紀はベッドのわきに手を伸ばして、スマホで撮影を始めた。
快感に酔いしれている唯はそれに気づいていない。
さらに、唯と繋がりながら、アナルに指を突っ込んだ。
「こんなにすんなり入るようになったよ。」
小さい悲鳴を上げながらも、唯の腰の動きは止まらなかった。
「ぬ…抜いて…」
そう言いながらも、腰は動いた。
「ほら…」
浩紀は腰を引いて、唯のそこから自分のを抜いたが、アナルの指は抜かなかった。
「そっちじゃない!」
唯は少し絶叫気味に言った。
「どこに入れてほしいの?」
浩紀の問いに、
「おまんこに入れてください!早く続けてください!」
腰を動かし、浩紀のにあてがえようとした。
その様子も動画に収まっている。
ゆっくりと唯に沈み込んでいく様子もばっちりと撮影された。
そこまで撮影すると、スマホをベッドの脇に戻した。
絶頂を迎える浩紀のを当たり前のように咥えて、口の中に放出されたものを飲み込んだ唯は、
口でそれを綺麗にしていく。
その様子は浩紀は再び手を伸ばして、無音カメラで撮影した。
あまり遅くならないようにと、二人が帰宅した時間は、唯がいつもの残業で帰る時間とほとんど変わらなかった。
帰宅後、いつものように家族と過ごしたのは、唯も浩紀も一緒だった。
浩紀の家族が寝静まった後、浩紀は自分専用のPCにスマホを接続した。
『唯』という名のフォルダを開いた。
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