「滝沢じゃないだろうな?」
ナツナは返事しなかったが、まっ青になった顔色がその事実を認めていることは明らかだった。
「どうして、、、まだ、ヤツが、、、好きなのか?」
「違います、、、情報を聞き出すため、、、、、安心させて、油断させるためです、、、それだけです、、、」
「誰がそんなことをしろと言った!」
「ゴメンなさい、、、、わたし、、、タカシの力になりたかった、、、」
ナツナの瞳から涙がこぼれた。
「ナツナは十分、力になってくれたじゃないか、、、そんなことまでする必要は無かった、、、、もういい、、、服を着て、、出て行ってく
れ、、、」
「イヤです、、、出て行きません、、、」
タカシは自分を責めた。
そして頭を抱え苦しいほどに胸を締め付けられていた。
「あいつに、、、滝沢に抱かれて、、、イッタのか?」
ナツナは辛い気持ちをこらえて、正直に答えた。
「イキました、、、何度も、、、声をあげて、、、、でもずっと心の中で思ってた、、、お前を終わらせてやるって、、、」
悲しみに溢れたタカシの瞳を見て、まだ自分は愛されていることを感じ取る。
「俺は最低の男だ、、、愛している女を奪われた恨みを晴らすために、会社のみんなの力を利用して、ヤツを潰した、、、」
「違うよ、、、わたしは奪われてなんかいない、、、ずっとタカシが好き、、、」
ナツナはタカシを抱きしめていた。
「それにタカシは会社を救ったの、、、みんなを助けたんだよ、、、だからタカシは自分を責めることなんかない、、、」
ナツナはタカシをベッドに押し倒していった。
今日は絶対に後へは引かない。
「タカシ、、、わたしだって女なんだよ、、、、タカシが欲しい、、、ずっと前から、、、」
もう二人を遮るものはなにも無い。
二人は激しく求め合った。
8年以上の時を経て躰を重ねた二人は熱く燃えた。
「もうタカシにしか抱かれない、、、他の人は絶対にイヤ、、、」
「本当だな、ナツナ、、、お前を誰にも渡したくないんだ、、、」
「本当よ、、、タカシ、来て、、、中に出して、、アッアッ、ずっとシタかった、、、イッパイ、、欲しい、、、アアッ、オマ○コ、、、全部、ぶちまけてえ!」
互いに何度も登り詰める。
二人は空白を埋め尽くすように、交わり続けた。
つづく
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