以前と変わらない素晴らしい女体だった。
いやその色気は更に増し、ナツナの躰は女としての最盛期を迎え、タカシの男を刺激していた。
男の視線を意識した黒のたまらなくセクシーな下着。
豊満な胸にフィットしたブラが、深い谷間を際立たせる。
あれからこの極上の躰を何人の男が通り過ぎたのだろう?
一年ほど前の出来事がタカシの頭をよぎっていた。
あの日、タカシは突然ナツナを訪ねた。
急ぎの仕事の打ち合わせがあると言って、、、
だが本当はナツナに逢いたかった。
ナツナを忘れるために、何人もの女を抱いてきた。
けれども誰一人としてタカシの心を満たしてくれる女はいなかった。
確かにタカシに尽くしてくれる女はいた。
それをナツナに見せつけ、哀しげな表情を浮かべるのを見て、ウサを晴らした気分でいた事もあった。
でも結局、虚しさだけが残った。
俺は本当はナツナを求めている。
そんな自分を絶対に認めたく無かった。
それなのに、あの夜はどうしてもガマンが出来なかった。
拒まれることが怖くて、前もって連絡もせずナツナのアパートメントを訪れた。
セキュリティが完備されたエントランスで、ナツナの部屋のベルを鳴らして用件を告げる。
ナツナは慌てた様子で15分たってから上がってくるようにタカシに応えた。
きっと突然の来訪に驚いたのだろう。
15分待ってエレベーターに乗り込む時、黒人の男と入れ違いになった。
若いガッチリとした体つきをしたイケメンの男だった。
つづく
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