ヤヨイに限ってと思い込んでいた。
この自尊心が高いヤヨイが浮気をすることなど、考えてもいなかった。
そもそもセックスには消極的で、痛みをともなう行為を拒み、レスに近い状態が続いていた。
そんなヤヨイが男に組み敷かれる姿が頭に浮かんだ。
痛みどころか強烈な女の歓びにのたうつヤヨイの姿が。
嫉妬心が込み上げるのと同時に、激しい興奮も覚えていた。
俺しか知らなかった妻の躰を存分に味わった男がいる。
思わず動きに激しさを増していく。
「んんっ、あっ、あっ、あっ、イイッ!大きいのもイイッ!」
またしても男の存在を感じ取る。
動きを止め、妻を問い質したくなる。
しかしそれは出来ない。
怖かった、、、
思いを振り払うように更に激しく妻を責め立て続ける。
まるで別人のような妻が腕の中にいる。
アツシの両腕を強く握りしめ、快楽にのたうちながら声をあげるヤヨイがいた。
他の男によって開花され、熟した躰がネットリと夫であるアツシを包み込んでいた。
「あっ、ううっ、、、このチ○ポもイイッ!わたし、もうヘンになる!」
この女を他のヤツに取られたくない。
焦燥感に囚われながらヤヨイを貫き続けた。
「ああっ、ダメぇー!溶けるぅ!オマ○コ溶けちゃう!」
腰をガクガクさせながらヤヨイが達していた。
頭を殴りつけられたような衝撃を受けた。
初めて聞く妻の言葉。
男に躾けられた言葉を叫び、妻が絶頂した。アツシはその衝撃にこらえることも出来ず、呆気なく果てていた。
他の男に教え込まれた間際の言葉がアツシのプライドを打ちのめした。
それなのにその衝撃が何故かアツシにこらえきれない興奮をもたらしていた。
ドクドクと注ぎながら、妻の躰に、そして心に残された男の爪痕をハッキリと感じ取る。
どうすることも出来ない焦燥感が再び込み上げてくる。
自分がしてきたことを考えると、妻を問い詰めることも怖くて出来ない。
金も地位も、そして女としての全てを手に入れたヤヨイは絶対にもう手放せない。
今まで感じたことも無い独占欲が込み上げ、再びヤヨイに挑んでいく。
他の女のことなど頭から消し飛んでいた。
「フフッ、あの人、、、焦っていたわ、、、」
タカシの腕の中で何度も溶けると叫び絶頂したヤヨイが甘えるようにすがりついていた。
「いい気分だったわ、、、あの自分勝手な男が必死になって、わたしを感じさせようとして、、、」
複雑な気持ちもあるが、タカシもヤツの気持ちがわかるだけに、少しは気分が晴れた気がする。
「わたし、何度も言いそうになったんだよ、、、あなたよりずっと好きな男がいるって、、、タカシとする方がずっと気持ちイイって、、、」
女はこわいな、、、
ヤヨイの指先がタカシの男に伸びてくる。
「あんなにイッパイ出したのにスゴイね、、、」
「ヤヨイだからだよ、、、」
「嬉しいわ、、、ねえ、イッパイしよ、、、わたしタカシから離れないからね、、、」
禁断の実の味を知ったヤヨイは妖しい笑みを浮かべてフェラの愛撫にのめり込んでいった。
つづく
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