家に帰るとタカコが出迎えた。
タカコは少しずつ自分を取り戻してきているようだ。
そろそろだな、、、
自分にそう言い聞かせる。
後で寝室に来るように伝えると、タカコは瞳を潤ませ嬉しそうに頷いて、いそいそとシャワーを浴びに行った。
二日前、離婚届にサインをさせて俺の手元にある。
それだけにタカコの必死さがヒシヒシと伝わってくる。
バスタオルだけを躰に巻いた姿で、頬を染め上気した表情でベッドに近づいてくる。
「バイブを持ってこい、、、」
「えっ、、、」
「お前たちが二人で買った、穢らわしい道具を持ってこい、、、」
タカコの表情が曇る。
それでも素直に命令に従った。
枕元にバイブ、ローター、そしてディルドが広げられた。
中にはアナルバイブまでがあった。
恥ずかしげにしているタカコの瞳の奥に、何かを期待する妖しい光が宿っていた。
頬を赤く染め、いつの間にか情欲に染まった表情を浮かべている。
浅ましい女だと思った。
きっと俺に隠れてこのおぞましい道具を使いオナニーに耽っているのだろう。
だがタカコの全身から滲み出す色気が、タカシの溜め込まれた男の欲望を刺激する。
今夜はたっぷりといたぶってやる、、、
つづく
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