タカシはカメラにとらえられた映像を見た。
妻は見知らぬ男に犯され、それを受け入れていた。
終いには自ら男に跨がり、中出しまで要求するナツナ。
我を忘れて何度も犯してと絶叫する妻が化け物のように見えた。
自分を犯した男と一緒にシャワーを浴び、奉仕するナツナに愛情を感じることなど出来なかった。
虚しい日々が続いた。
ナツナから求められても、その躰に触れる気も起きない。
満たされ無い躰を持て余し、ナツナはジェイとの関係を持ち続けている。
終わりが近づいていた。
とある休日、ジェイの妻であるキャスが突然訪れて来た。
話があると言うキャスをリビングへと招き入れる。
ナツナは用事で外出していると告げると、その美貌を一瞬曇らせたが、その方が良いかも知れ無いと小さな声で呟いていた。
いつもは明るく若さに満ちあふれたキャスが、暗く沈んだ表情を浮かべている。
タカシが俺でよければ話を聞くよと言うと、キャスはおずおずと話し始めた。
「うちの夫も、、、朝から出かけているんです、、、休みだというのに、、、仕事だと言って、、、」
「そうか、、、ジェイも大変だな、、、」
おそらく二人は逢っているのだろう、、、
「仕事なんて、、、ウソなんです、あの人、、、他の女と逢っているんです、、、浮気してるんです、、、」
「どうして、、、そんな、、、」
キャスは何を知っているのだろうか?
「昔からそうなんです、、、ジェイは何度も浮気を繰り返して、、、その度にわたしに謝って、、、」
「そんなことが、、、あったんだ、、、」
ジェイはそういう男だったんだな、、、
ナツナはいいカモにされているわけだ。
「酷いな、、、キャスみたいなステキな奥さんがいるというのに、、、」
「本当に、、、そう思ってくれていますか?」
キャスが身を寄せてくる。
「思っているよ、、、キャスは美人だし、、、すごく可愛いし、、愚かななヤツだな、ジェイは、、、」
あらためてそう思う。
そしてその愚かな男は今頃、自分の妻と爛れた情事に耽っているはずだ。
滲み出す若い人妻の色気と、ケモノのように交わる二人の姿が、タカシの男を昂ぶらせる。
キャスの背に手を回し、そっと引き寄せる。
キャスは安心したように、タカシの胸に頭を預けてきた。
「わたし、、、すごく悔しくて、、、ジェイに仕返ししてやったんです、、、」
それは、、、
キャスも浮気をしたということか?
「でも、、、みんな、身勝手なエッチばかりで、、、少しもよくなくて、、、」
みんなって、、、
そんなに何人ともシタのか、、、
この清楚な新妻が、、、
キャスの躰が急にナマナマしく思え、撫でている指先がブラジャーのラインをなぞってしまう。
キャスの躰を俺も見てみたい、、、
「アッ、、、ああん、、、」
キャスの躰が震え、声が漏れる。
必死に気持ちを抑え、優しくキャスの頭を撫で始めていた。
「あんまり無茶なことは、、、しない方がいい、、、」
それでもキャスから寄せてくる甘い香りがタカシの男を刺激してしまう。
「あん、それ、、、すごく好き、、、もっとシテ、、ください、、、」
もっと、、、
何をキャスは求めているのだろうか?
髪を撫でられながら、キャスが上目遣いで見つめてくる。
潤んだ瞳と濡れた唇が色っぽい。
思わず指先でその唇をなぞってしまう。
「アッ、、、」
されるがままになっていたキャスがタカシの指に舌を絡め、愛で始める。
その淫猥さにたまらず、タカシは唇を寄せていった。
つづく
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