当時、美代子の帰宅が遅いのは水曜日だった。
何かある・・・妻の笑顔を見るたびに、そう確信した。
そして、俺はとうとう会社に有給を申請した。
その日の朝は、いつもより2時間も早く目が覚めた。
寝なくてはいけない、気づかれてはいけなき、いつものように催促されてから起きなくてはいけないと思いながら必死で目を閉じていた。
そしていつものように目覚めたフリをし、少しの文句を言い、、いつものようにパンを食べ、いつものようにスーツ姿で玄関を出た。
玄関を出るとマンションの玄関と駐車場を見れる場所に止めた車に籠った。
このまま何も起きないで欲しいと思いながら、おそらく確実に起きるであろうハプニングに勃起ひていた。
変化は すぐに起きた。
まだ10時にもなっていなかったと思う。
目の前を通り過ぎていく玄関から出てきた美代子は、平日の昼間には似合わない、まるでスナックに勤めていた時と同じような化粧に包まれていた。
※元投稿はこちら >>