「ちょっと・・・結婚て、本気?」
俺の告白は、少し極端だった。
「付き合う」ではなく「結婚」なのだから、その反応の方が正しいだろうと思う。
しかし俺は引かなかった。
「・・・あのさ」
大きなため息の後、妻から敬語が無くなった。
店で飲んでいる時には考えられない声色だったが、俺は真剣に言葉を聞いているフリをしながら、妻の本性が曝け出されている事実に興奮していた。
「私のこと、ホントに分かってるって・・・本気で言ってる?」
俺が無言でいると妻はさらに攻撃的な目で俺を睨み、さらに過激な言葉で話しを続けた。
「昨日、店に来たよね?・・・私、何してた?」
「え・・・その・・・」
妻は俺を睨む。
「・・・その・・・尻を・・・ハゲたオヤジに尻を揉まれてた・・・」
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