もしかして・・・
そう疑念を抱いてから3ヶ月が過ぎた。
そうなって欲しい・・・
そう願っていたのに、もしそうなっていたらと思うと心臓がバクバクして身動きができない。
妻と出会ったのは、上司の取引先の接待に いつものように生贄として連れていかれたスナックだった。
一眼見て、まさに夜の蝶だと思った。
鼻筋の通った整った顔と微笑んでいるのに睨んでいるような大きな瞳が印象的だった。
ぶっくりとした肉肉しい体と、ドレスの上からでもわかる胸と尻の破壊力は凄まじかった。
場末のスナックだからこそ、その妖艶な雰囲気が似合っていた。
その日、いつも以上にしこたま飲まされ、知らない曲をムリヤリ歌わされ、便所で吐いた俺に微笑んでくれた笑顔に一目惚れした。
接待相手の50を過ぎたハゲに尻を揉まれながら、脂ぎったメタボなデブに群がられながら微笑む姿を見て この女しかいないと確信した。
他のボックスに移動した後もチラチラと見ていたが、中年男達に群がられ、セクハラをされてこそ輝く不思議な魅力に溢れていた。
そう感じた。
たがら、俺は自分の本心を隠して猛烈なアプローチをした。
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