ホテルに入って裸にされた。
全身にくまなく丹念な愛撫を受けていた。
初めての不倫の予感に躰が熱くなり、感じてしまっていた。
中年男はアイナのあまりの美しさにのぼせ上がっていた。
滅多に手に入れることの出来ない、最上の女を褒め称え、時間をかけてネットリと愛撫を施してきた。
足の指から尻の穴まで男は何の躊躇も無く、舐めまわしていた。
そしていざという時、快楽の波に漂っていたアイナの頭の中に、突然サトルの顔が浮かんでいた。
夫ではなく、中学生のときのサトルの顔。
涙を必死にこらえる、別れのときの悲しそうな顔。
急に我に返っていた。
こんなことをしてはいけない。
あの人じゃない。
お兄ちゃんを裏切ることは出来ない。
必死になって挿入を拒んだ。
男は散々に不満を口にしていたが、力に訴えてまで行為に及ぼうとはしなかった。
その代わり口での奉仕を求めてきた。
アイナは断ることが出来なかった。
断って無理矢理されるのが怖かったし、男にすまない気持ちもあった。
アイナはフェラチオを施していた。
男はアイナのような美貌の人妻にフェラされることに興奮したのか、あっという間に果ててしまっていた。
男はそれを呑むようにアイナに要求した。
アイナはしたがった。
男のザーメンをこのとき初めて呑み干した。
気味の悪さをこらえてなんとか飲み込んだが、どうしてか躰の奥が熱くなるのを感じてもいた。
男の躰は射精してもまるで収まる気配を見せなかった。
中年なのにアイナを睨みつけるように漲り、カマ首をもたげていた。
驚き目を離すことの出来ないアイナに再びのフェラチオを求めてきた。
今度は余裕を持って、アイナの美しい顔を見つめながら、あれこれと指示をくわえてきた。
音をたてて愛情を込めて、チ○ポにキスしろ。
カリ首に舌を伸ばして巻きつけろ。
もっと奥まで咥え込め。
玉をシャブりながら竿をシゴけ。
いやらしい目つきで俺を見ながらフェラしろ。
音をたてて吸え。
もっと悩ましい声を出しながらしろ。
夫にはしたこともない淫らな技をたっぷりと仕込まれた。
男はその本性を剥き出しにしていた。
アイナはそんな命令に従っているうちに、なんとも言えない陶酔感に包まれていた。
躰が熱くなって、男を求めているのを感じていた。
サトルを想い、必死に耐える。
早く終わらせたい。
その一心で愛撫に熱を込めた。
「ウウッ、いいぞ、、、奥さんの生フェラ、最高だ、、、うっ、うほっ、、、ずいぶん気分が乗ってるじゃねえか?本当は俺のチ○ポ、欲しいんだろうが?」
アイナの髪をつかみ、荒々しく腰を動かす。
「奥さんみたいな美人の口マ○コは天国だ、、、スゲェ気持ちイイ、、うおぉ、もうダメだ、メチャ出してやるからな、覚悟しろ!顔にぶっかけてやる!」
男がアイナの口から引き抜いた。
アイナの顔に押し付けるようにして、限界までガチガチになったグロい性器をシゴく。
「イヤだ、ダメェ!」
「ウウッ、出る!くらえ、アイナ!うおおぉっ!!」
アイナの美貌に驚くほどの大量なザーメンがぶちまけられる。
尿道口が開き、激しく吐しゃしながらビクンビクンと跳ね上がる男根が目に焼き付いてしまう。
スゴイ!心の中で叫んでしまった瞬間、アイナも達していた。
どうして?
自分の躰が怖い。
まだ射精を続ける男をはねのけるようにシャワーに駆け込んだ。
男の獣欲に穢された顔を必死に清めようとする。
イヤだ、こんなことイヤだ、、、
お兄ちゃんの顔が頭から離れない。
涙がにじんでくる。
男が後を追うようにやってきた。
なんと男はまだ勃起していた。
見せつけるようにシゴきながら、近づいてくる。
「ヒィッ、、、」
度肝を抜かれたアイナを後ろから抱きしめ、乳房をまさぐり、いきり立つ男根を握らせる。
「ああん、イヤァ、、、」
耳をシャブられた。
「スゲェだろう?なあ奥さん、やっぱり一発しようぜ、、、メチャ、イカせてやるからよ、、、」
「イヤッ!」
男を振り払い、急いで服を着て部屋を出た。
タクシーに飛び乗り、家に帰った。
男はその後も誘ってきた。
アイナは毅然として拒み続けた。
これ以上つきまとってきたら、夫にも会社にも訴えるとはっきり告げた。
それで男の誘いはピタリと収まった。
それから会うことは二度となかった。
つづく
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