飲み慣れない酒を口にする。
そうしなければやり切れない。
自分にも責任はあるということはわかっている。
自分の性癖を満たすために、アズサの浮気を放置していた。
それがアズサを増長させ、こんな女にさせてしまったのかも知れない。
でももうアズサを愛することは出来ない。
一時間ほどが過ぎたとき、アズサが寝室から出て来た。
目をまっ赤にして、、、ずっと泣いていたようだ。
「ごめんなさい、、、許して、、あなた、、、」
意外だった。
アズサはウソを突き通し、誤魔化そうとすると思っていた。
アズサはソファには座らず床に正座していた。
「絶対にもう二度としません、、、、本当にごめんなさい、、、」
床に額がつくほど頭を下げている。
「そんなことしなくていい、、、、俺たちはもう終わりなんだから、、、もう終わりにしよう、、、」
アズサの顔色が更に青くなる。
謝れば俺が許してくれると本気で思っているのだろうか?
間男とあんなに爛れた獣のようなセックスをしておいて、、、しかも何度も何度もそれを繰り返していながら、、、
でもアズサは今初めて現実を思い知ったはずだ。
こんなことになることなどまったく考えもせず、夫がいながら他の男と恋におちた気分に浸りきっていたんだろう、、、、
「終わりって、、、どうなるの?」
「別れるんだ、、離婚するんだ、アズサ、、、」
「イヤよ、、、絶対にイヤ、、、わたしサトルを愛してる、、別れたくない、、、」
「じゃあどうして浮気した?」
「それは、、、魔が差したの、、ごめんなさい、、、」
「魔が差したか、、、それならどうして、この家の中までも、あの男を引き入れたんだ?」
「それは、、、」
「それだけじゃ無い、、、お前たちは夫婦のベッドで浮気をした、、、その上、お前たちはそこでアナルセックスをした、、、」
「無理やりされたの、、、わたしはイヤだったのに、、、」
「まだウソをつくのか?お前からアナルセックスを求めたのは知ってるぞ、、、しかもそれだけじゃ無い、、、お前はあいつに浣腸させて、目の前でクソをタレたんだろう?お前はいつからそんな動物みたいな女になったんだ?
俺を愛していると言うお前が、どうして他の男とそんな汚わらしいことをするんだ?」
つづく
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