『‥どうした?』
『眠れない?』
『凄いよ、心臓の音‥』
俺の腕を枕に 小さく丸まった叔母が 丸まったままで言った。
自分でも気付いていた。
まるで 掛け時計の秒針が刻む音の様に、ドクンドクンと脈打つ音が自分でも聞こえていた。
「ん?、うん‥」
そう返すのが やっとだった。
『あげようか?、オッパイ』
丸まったままの叔母が、突然そんな事を言い出した。
「えッ?」
『よく吸ってたじゃない?、叔母さんと こうやって寝ると‥』
『もう保育園に行ってんのにさ‥』
「そんなの 子供‥」
『シッ!』
言いかけた俺の唇を 顔を上げた叔母が 人差し指で塞いで
『声が大きい』と小さな声で続けた。
「そんなの まだ‥」
『そうね、まだ保育園だったし‥』
『でも こうやって、叔母さんのオッパイ触ったまま寝てたわ』
『ほらッ、こうやって』
今度は逆に 叔母が 俺を腕枕しようとしている。
『オッパイ吸われた事もあったなぁ』
『そしたら眠れるのかしら?』
「・・・・・」
俺は ただ 固まってしまった。
が、叔母に促されるまま、叔母の細い腕に頭を乗せた。
『‥どうする?』
『‥吸う?』
「だって‥」
『‥そうね』
『今 オッパイ吸ったら、あの頃とは意味が違ってくるわね』
『でも 触るくらいなら良いわよ』
叔母は、俺の手を取って 自分のオッパイに当てた。
150cm有るか無いかの叔母。
が、ボリュームは そこそこ有った、胸も お尻も。
叔母も それを自覚していたのか、お尻の肉がはみ出そうなホットパンツ、胸元のユルい Tシャツやニット、それとタイトなロングスカート、そんなのを良く着てた印象がある。
もちろん それは 叔母に限った事ではなく、《女性》を意識し始めた頃に 印象づけられた記憶なのだろう。
おかけで いまだに俺は 深いスリットの入ったロングタイトに目がないのだが‥。
そんな叔母が 自ら 俺の手を導いてくれた。
『あの頃とは意味が違ってくる、その意味も分かるよね?』
『初めてのチュー じゃ無さそうだったし‥』
「・・・・・」
俺は 何も答えられずにいた。
『‥いいよ』
『ケンちゃんに その意味がわかってるんなら 直接 触っても‥』
叔母の胸に手を置いたまま、固まったまま動けない。
『その勇気が有るんなら 自分から触って、直接でも良いから‥』
叔母に そう言われて どの位の時間がたったのだろう?
《意味の違い》は解る。
でも、《勇気》ってなんだ?、なんの勇気だ?、そんな事ばかりが 何度も頭の中でグルグルと回った。
が、結局《勇気》の答えは出なかった、答えは出せなかったが、いつの間にか 俺は 叔母に唇を重ねていた。
俺に塞がれたはずの叔母の唇が 少しずつ開いてゆく。
叔母の舌先が 俺の唇を舐めてくる。
それに応える様に叔母の唇を舐めた。
わずかに触れ合いながら、舌と舌がすれ違った。
無意識に、叔母の胸に置かれた手が 胸を揉んでいた。
『‥知らないから』
そう言った叔母が 俺から腕を抜いて 上になった。
『‥いらっしゃい』
そして叔母は、俺に軽くチュッとすると、本来なら俺が寝る為に敷いておいた布団に下りて行った。
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